電気雷管40個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近いものは次のうちどれか。…
発破の方法 第2問
電気雷管40個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近いものは次のうちどれか。ただし、電気雷管1個当たりの抵抗は1.1Ω(脚線の抵抗を含む。)、発破母線は往復の長さで250mのものを使用し、その1m当たりの抵抗は0.025Ω、補助母線は往復の長さで70mのものを使用し、その1m当たりの抵抗は0.125Ωとする。また、発破器の内部抵抗は1.0Ωで電気雷管1個当たりの所要電流は安全率をみて2Aとする。
- (1)112V
- (2)118V
- (3)120V
- (4)128V
- (5)151V
正答 (3)
正答は (3)。120V です。
【全抵抗を求める】
電気雷管 40個 × 1.1Ω = 44Ω
発破母線 250m × 0.025Ω/m = 6.25Ω
補助母線 70m × 0.125Ω/m = 8.75Ω
発破器の内部抵抗 = 1.0Ω
合計 = 44 + 6.25 + 8.75 + 1.0 = 60Ω
【必要な電圧】
電圧 = 抵抗 × 電流(オームの法則)
60 × 2A = 120V
【長さと抵抗値の組合せに注意】
発破母線 250m × 0.025 = 6.25Ω
解説の続きをみる続きを閉じる
補助母線 70m × 0.125 = 8.75Ω
→ 短いほうの補助母線のほうが、抵抗が大きい
1m当たりの抵抗値が5倍違うためです。長いほうが抵抗が大きいとは限りません。必ず掛け算して比べます。
【解く順序】
① 雷管の抵抗(個数 × 1個あたり)
② 母線の抵抗(長さ × 1mあたり)
③ 発破器の内部抵抗を忘れずに足す
④ 合計抵抗 × 所要電流
【ちょうど60Ωになる】
44 + 6.25 + 8.75 = 59 さらに + 1.0 = 60
母線の二つを足すとちょうど15Ω、雷管の44Ωと発破器の1Ωを加えて60Ωです。きりのよい数字になるよう、値が選ばれています。
計算が半端になったら、どこかで取り違えている疑いがあります。
【選択肢の見分け】
(1) 112V → 計算の誤りから生じる値
(2) 118V → 発破器の内部抵抗を落とした場合(59Ω × 2)
(4) 128V → 計算の誤りから生じる値
(5) 151V → 計算の誤りから生じる値
(2)がいちばん紛らわしい値です。発破器の1Ωを見落とすと、ちょうど118Vになります。
【母線の長さは「往復」で与えられている】
さらに2倍する必要はありません。
出典:発破技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「発破の方法」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第2問電気雷管40個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近い
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第10問電気発破の器材及びその取扱いに関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第8問電気発破の結線及び配線に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第6問電気発破、導火線発破及び導火管発破の特徴に関するAからEまでの記述のうち、適切でないもの
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問さく岩機及び穿孔に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第2問発破後及び不発の場合の措置について適切なものは、次のうちどれか。
スポンサーリンク

