発破後及び不発の場合の措置について、適切でないものは次のうちどれか。…
発破の方法 第3問
発破後及び不発の場合の措置について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)導火線発破の点火を行ったが爆発しなかったので、点火後20分を経過してから確認のため火薬類装塡箇所に接近した。
- (2)電気発破の発破後、直ちに発破母線を発破器から取り外してその端が短絡しないように不ぞろいにし、再点火できないようにした。
- (3)坑道式発破の終了後、発破による有害ガスを除去するとともに、岩盤、コンクリート構造物等についての危険の有無を検査し、発破後30分を経過して安全と認められたので発破場所に立ち入った。
- (4)発破後、不発火薬類が残ったので、不発の発破孔から70㎝離してさく岩機により平行にせん孔して発破を行い、不発火薬類を処理した。
- (5)不発火薬類の回収などの処理ができなかったので、その場所に赤旗で標示し、直ちに責任者に報告してその指示を受けた。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でない措置です。
電気発破の発破後は、発破母線を発破器から取り外してその端を短絡させます。「短絡しないように不ぞろいにし」は逆です。
【なぜ短絡させるのか】
短絡しておけば、迷走電流が流れ込んでも雷管まで届かない
母線が長く伸びていると、アンテナのように電流を拾います。その電流が雷管に流れれば、思わぬ起爆を招きます。短絡しておけば、そこで電流が折り返して逃げます。
再点火できないようにするためにも、端を短絡させるのが確実です。
【長短不ぞろいにするのは雷管側】
解説の続きをみる続きを閉じる
発破器側の端 → 短絡させる
雷管側の端 → 長短不ぞろいにする
雷管側は、二本の線の端がそろっていると、置いたときに触れ合って短絡します。長さをずらしておけば、触れる心配がありません。
短絡させたい側と、短絡させたくない側を取り違えないことが要点です。
【ほかの選択肢】
(1) 導火線発破で爆発しなかったので、点火後20分経過してから
接近した 適切
(3) 坑道式発破の終了後、有害ガスを除去し、危険の有無を検査し、
発破後30分を経過して安全と認められたので立ち入った適切
(4) 不発の発破孔から70cm離してさく岩機でせん孔した適切
(5) 処理ができなかったので赤旗で標示し、直ちに責任者に報告
してその指示を受けた 適切
【(1)と(4)の数値】
導火線発破 → 15分以上 → 20分は満たす
さく岩機 → 60cm以上 → 70cmは満たす
「以上」の条件を満たしているかを確かめます。
【(3)の坑道式発破】
薬室に大量の爆薬を装塡するので、後ガスも多い
有害ガスを除去し、岩盤やコンクリート構造物の危険を検査したうえで、30分を経過してから立ち入っています。一般の発破より慎重な手順です。
【(5)の赤旗】
処理できないときは、そのままにして印を付ける
無理に処理しようとすれば、事故になります。危険な場所であることを誰の目にも分かるようにし、責任者の判断を仰ぎます。
自分で何とかしようとしないのが要点です。
出典:発破技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「発破の方法」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第3問発破後及び不発の場合の措置に関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げ
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第1問発破の種類に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第9問電気発破及び導火線発破の作業における発破作業指揮者の職務に関するAからDまでの記述で、適
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第7問硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)を圧縮空気で装塡し、電気発破する場合の留意事項に関するAからE
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第5問装填に関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第3問電気雷管80個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近い
スポンサーリンク

