電気発破の結線及び配線に関して、適切でないものは次のうちどれか。…
発破の方法 第9問
電気発破の結線及び配線に関して、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)0.01A以下の導通試験器を用いる場合は、結線後の発破回路の導通試験を火薬類を装塡した切羽で行ってもよい。
- (2)水中発破に使用する電気雷管の脚線は、水中において結線する箇所をできるだけ少なくし、かつ、水中での結線箇所に防水の措置を講じる。
- (3)電気雷管の脚線の結線方法は、直列結線では一箇所でも断線箇所があると全部が不発となり、断線箇所の有無が確認できるので、できるだけ直列結線を採用する。
- (4)点火前の発破回路の抵抗の測定は、他の作業員が安全な場所に待避した後、火薬類の装塡箇所から30m以上離れた安全な場所で行うことを原則とする。
- (5)結線後の発破回路の全抵抗の実測値が、計算値の90~110%の範囲にない場合には、抵抗不良としての処置をする。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でない記述です。
火薬類を装塡した切羽で導通試験を行ってはなりません。0.01A以下の導通試験器であっても同じです。
【原則】
点火前の発破回路の抵抗測定・導通試験は、火薬類の装塡箇所から
30m以上離れた安全な場所で行う
万一起爆しても、被害が及ばない距離を確保します。
【例外が認められるのは】
1mA以下の光電池式導通試験器を用いる場合
光で発電する微弱な電流しか流せないので、原理的に起爆の危険がありません。
0.01A(10mA) → 光電池式より10倍大きい
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1mA → 例外が認められる水準
0.01Aは「導通試験器として許される上限」であって、切羽で使ってよい水準ではありません。二つの数値を混同しないことが要点です。
【ほかの選択肢】
(2) 水中発破に使用する電気雷管の脚線は、水中で結線する箇所を
できるだけ少なくし、防水の措置を講じる 適切
(3) 直列結線では一箇所でも断線箇所があると全部が不発となり、
断線箇所の有無が確認できるので、できるだけ直列結線を
採用する 適切
(4) 抵抗の測定は、装塡箇所から30m以上離れた安全な場所で行う
ことを原則とする 適切
(5) 全抵抗の実測値が計算値の90~110%の範囲にない場合には、
抵抗不良としての処置をする 適切
【(3)の理由づけ】
「全部が不発となり、断線箇所の有無が確認できるので」
これが直列結線を採る本当の理由です。全部不発になるなら、点火前の抵抗測定で必ず分かります。
並列結線では、一部だけが不発になっても測っても気づけないことがあります。中途半端に一部だけ残るほうが、かえって危ないのです。残った不発火薬は、次の掘削で事故を招きます。
加えて、直列ではすべての雷管に同じ電流が流れるという利点もあります。
【(5)の±10%】
実測値が小さい → リークや短絡(電流が近道をしている)
実測値が大きい → 接触不良や断線
どちらへずれたかで、疑うべき原因が変わります。
出典:発破技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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