電気発破の器材及びその取扱いに関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…
発破の方法 第10問
電気発破の器材及びその取扱いに関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 電源としては、発破の規模に対し十分な容量(能力)のある発破器を使用する。B 発破母線は、600Vビニル絶縁電線以上の絶縁効力をもち、かつ、機械的に強力なものであって、長さ20m以上のものを使用し、使用前に断線の有無を検査する。C 標準抵抗器を内蔵する発破回路テスターでは、使用前にテスターの端子兼スイッチと標準抵抗器のスイッチを同時に押して、所定の抵抗値を指示することを確認する。D 補助母線は、被覆が完全で絶縁性の高いものを使用し、継ぎ目の多いものは抵抗が小さくなるので使用しない。
- (1)A,B
- (2)A,D
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (4)
正答は (4)。B,D が適切でない記述です。
【適切でないもの】
B 発破母線は、長さ30m以上のものを使用する
→ 「20m以上」は誤り
D 継ぎ目の多いものは抵抗が大きくなるので使用しない
→ 「抵抗が小さくなる」は誤り
【Bの30m】
安全な距離まで離れて点火するため
短い母線では、爆発の近くで点火することになります。飛石や爆風が届かない距離を確保するには、それだけの長さが要ります。
抵抗測定を「装塡箇所から30m以上離れた場所で行う」という定めとも、同じ30mです。
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【Dが誤りなわけ】
継ぎ目は、接触面が増えるので抵抗が大きくなる
抵抗が増えれば、雷管に流れる電流が不足し、不発の原因になります。また、継ぎ目は外れやすく、断線にもつながります。
「抵抗が小さくなるので使用しない」では、理由と結論が噛み合いません。抵抗が小さいなら、むしろ好都合のはずです。
【適切なもの】
A 電源としては、発破の規模に対し十分な容量(能力)のある
発破器を使用する
C 標準抵抗器を内蔵する発破回路テスターでは、使用前に
テスターの端子兼スイッチと標準抵抗器のスイッチを同時に押して、所定の抵抗値を指示することを確認する
【Aの容量】
発破器の能力は「発掛」という単位で表す
定格100発掛なら、電気雷管を100発直列結線して完爆させる能力があるということです。容量を超えて結線すると、電流が不足して不発になります。
【Cの意味】
測る道具そのものが正しいかを、先に確かめる
内蔵の標準抵抗器は、値の分かっている抵抗です。それを測って正しい値が出れば、テスター自体は信用できます。
測定器が狂っていれば、回路が正常でも異常と出るし、その逆も起こります。使う前に確かめるのが筋です。
【発破母線の絶縁】
600Vビニル絶縁電線以上の絶縁効力を持ち、かつ機械的に強力なもの
現場で引きずり回すので、強さも必要です。使用前に断線の有無を検査します。
出典:発破技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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