電気発破、導火線発破及び導火管発破の特徴に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
発破の方法 第6問
電気発破、導火線発破及び導火管発破の特徴に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)一般の電気発破は、電気を使用するので、湧水や漏水の多い現場では使用できない。
- (2)電気発破の斉発発破では、爆発音や地盤振動が互いに打ち消しあうため、騒音や振動が抑制される。
- (3)防水処理をした電気発破は、深水中や海底においても行うことができ、無線操作によって精巧な発破ができる。
- (4)導火線発破は、雷が発生すると発破作業を行うことができない。
- (5)導火管発破は、導火管を爆ごうの伝ぱに用いる発破であるが、工業雷管で導火管を起爆する場合には、静電気、迷走電流、雷などの影響を受ける。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切な記述です。
防水処理をした電気発破は、深水中や海底においても行うことができ、無線操作によって精巧な発破ができます。
【水中での電気発破】
電気雷管そのものは耐水性が良好
さらに結線部に防水の措置を講じれば、深い水中でも使えます。水中では作業者が近づけないので、無線操作による遠隔起爆が用いられます。
【ほかの選択肢】
(1) 電気発破は、電気雷管の耐水性が良好なので、湧水や漏水の
多い現場でも行うことができる → 「使用できない」は誤り
(2) 打ち消し合うのは段発発破 → 「斉発発破」は誤り
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(4) 導火線発破は、雷の影響を受けない → 「発破作業を行う
ことができない」は誤り
(5) 工業雷管で導火管を起爆する場合は、静電気、迷走電流、雷
などの影響を受けない → 「受ける」は誤り
【(2)が誤りなわけ】
斉発 = 同時に爆発させる → 波が重なり合って大きくなる
段発 = 時間差をつける → 波が打ち消し合う
同時に爆発させれば、音も振動も足し算になります。わずかにずらすからこそ、山と谷が出会って打ち消されるのです。
MS段発発破(千分の一秒単位の時間差)が、市街地に近い現場で欠かせないのは、このためです。
【(4)が誤りなわけ】
落雷で起爆するのは、電気発破
雷が落ちれば、強い誘導電流が発破回路に流れます。だから電気発破では、雷の接近を知ったら作業を中止します。
導火線発破は電気をいっさい使わないので、雷によって起爆する心配がありません。
【(5)が誤りなわけ】
導火管は電気を通さない
これが導火管発破の最大の利点です。静電気、迷走電流、雷、電波エネルギーといった、意図しない電気で起爆する心配がありません。
ただし、電気雷管で導火管を起爆する場合は、その起点だけは電気の影響を受けます。どこで起爆するかによって変わります。
【電気雷管の耐水性】
そもそも湧水のある現場でも使えるよう作られている
導火線のほうが、水に弱いのです。
出典:発破技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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