電気発破の結線及び配線に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。…
発破の方法 第8問
電気発破の結線及び配線に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。ただし、使用する導通試験器は、光電池式でないものとする。A 発破母線及び補助母線は、電線路その他の帯電するおそれのあるものから離して敷設し、発破母線は、点火するまでは発破器側の端を短絡し、反対側の端を長短不ぞろいにしておく。B 水中発破に使用する電気雷管の脚線は、水中において結線する箇所をできるだけ少なくし、かつ、水中での結線箇所に防水の措置を講じる。C 電気雷管の脚線の結線方法は、直列結線では一箇所でも断線箇所があると全部が不発となるので、できるだけ並列結線を採用する。D 点火前の発破回路の抵抗の測定は、他の作業員が安全な場所に退避した後、火薬類の装塡箇所から20m以上離れた安全な場所で行う。
- (1)A,B
- (2)A,D
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (1)
正答は (1)。A,B が適切な記述です。
【適切なもの】
A 発破母線及び補助母線は、帯電するおそれのあるものから離して
敷設し、発破母線は点火するまで発破器側の端を短絡し、反対側の端を長短不ぞろいにしておく
B 水中発破に使用する電気雷管の脚線は、水中で結線する箇所を
できるだけ少なくし、かつ防水の措置を講じる
【適切でないもの】
C できるだけ直列結線を採用する → 「並列結線」は誤り
D 抵抗の測定は、装塡箇所から30m以上離れた場所で行う
→ 「20m以上」は誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
【Aの考え方】
発破器側を短絡する
→ 迷走電流が流れ込んでも、そこで折り返して逃げる
雷管側を長短不ぞろいにする
→ 置いたときに触れ合って短絡するのを防ぐ
短絡させたい側と、短絡させたくない側を取り違えないことが要点です。
【Cが誤りなわけ】
並列結線では、抵抗のばらつきによって電流が偏る
少ない電流しか流れなかった雷管は、不発になりかねません。直列なら、すべての雷管に同じ電流が流れます。
「一箇所の断線で全部不発になる」のは確かに弱点ですが、導通試験で事前に確かめられます。中途半端に一部だけ不発になるほうが、かえって危ないのです。残った不発火薬は、次の掘削で事故を招きます。
【Dの30m】
万一起爆しても、被害が及ばない距離
ただし、設問は「使用する導通試験器は、光電池式でないもの」と断っています。光電池式なら1mA以下の微弱な電流しか流せないので、起爆の危険がなく、距離の制限が緩和されます。
どの試験器を使うかで扱いが変わるので、断り書きに注意します。
【Bの水中発破】
結線箇所は、水に濡れれば電流が漏れる
だから、水中での結線はできるだけ少なくし、やむを得ない場合は防水の措置を講じます。電気雷管そのものは耐水性がよいのですが、結線部が弱点になります。
出典:発破技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「発破の方法」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第8問電気発破の作業及び導火線発破の作業に関するAからDまでの記述のうち、作業の指揮者の職務と
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第6問電気発破及び導火線発破の特徴に関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第4問さく岩機及びせん孔に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第2問発破後及び不発の場合の措置等に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第10問電気発破の器材及びその取扱いに関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全てあげた
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第8問電気発破の作業及び導火線発破の作業を行うときの作業の指揮者の職務として、適切でないものは
スポンサーリンク

