火薬類の検査に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。…

火薬類の取扱い 第17問

火薬類の検査に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。A 硝酸エステルは自然分解の傾向があり、硝酸エステルを含有する火薬で、製造後1年以上経過したものは、一定期間ごとに安定度試験として遊離酸試験又は耐熱試験を行う。B 電気雷管の導通や抵抗の検査は、管体部をパイプなどの保護筒に入れて、防護板などで遮蔽して安全措置を施した後、火薬類取扱所の屋内で行う。C 電気雷管の導通の検査に用いる電池式導通試験器については、あらかじめ電流を測定し、0.1Aを超えないものを使用する。D 硝酸アンモニウムを多く含む爆薬は、固化して不発や残留を生じるおそれがあるので、手で触ってみて固化していないか、もみほぐすことができるか点検する。

正答 (3)
正答は (3)。A,D が適切な記述です。 【適切なもの】 A 硝酸エステルは自然分解の傾向があり、これを含有する火薬で   製造後1年以上経過したものは、一定期間ごとに安定度試験として遊離酸試験又は耐熱試験を行う D 硝酸アンモニウムを多く含む爆薬は、固化して不発や残留を   生じるおそれがあるので、手で触ってみて固化していないか、もみほぐすことができるか点検する 【適切でないもの】 B 電気雷管の導通や抵抗の検査は、火薬類取扱所の屋外で行う   → 「屋内」は誤り
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C 電池式導通試験器は、電流が0.01Aを超えないものを使用   → 「0.1A」は10倍 【Bが誤りなわけ】 閉じた空間では、万一のとき被害が大きくなる 検査の途中で起爆する可能性は低いのですが、ゼロではありません。建物の中で爆発すれば、爆風が逃げ場を失い、壁や天井に反射して被害が増します。 屋外なら、力が四方へ逃げていきます。あわせて、管体部を保護筒に入れるか防護板で遮蔽します。 【Cが誤りなわけ】 検査の電流で起爆してしまっては意味がない 電気雷管は、電流を流して発火させるものです。導通を確かめるだけなら、ごくわずかな電流で足ります。0.01A以下という基準は、起爆に必要な電流よりはるかに低い水準です。 光電池式導通試験器が使われるのも同じ理由です。光で発電する微弱な電流なら、原理的に大きな電流が出せません。 【Aの安定度試験】 対象 製造後1年以上経過した、硝酸エステル又はこれを    含有する火薬・爆薬 頻度 6か月ごとに1回以上 硝酸エステルは、時間がたつと自然に分解します。分解が進むと、酸が生じて分解がさらに速まり、やがて自然発火の危険が出てきます。 遊離酸試験  分解して生じた酸を調べる 耐熱試験   一定の温度に保って変化を見る 硝酸アンモニウムを主体とする爆薬は、こうした自然分解を起こしにくいので、対象外です。 【Dの固化】 かたまりになると、爆轟が伝わりにくい 不発や残留薬を生じます。もみほぐせる程度なら使えますが、かたく固まっていれば使えません。

出典:発破技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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