発破後及び不発の場合の措置に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
発破の方法 第2問
発破後及び不発の場合の措置に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)電気発破の発破後、直ちに発破母線を発破器から取り外してその端を短絡させ、かつ、発破器を再点火できないようにした。
- (2)導火線発破の点火を行ったが爆発しなかったので、点火後20分を経過してから確認のため火薬類装塡箇所に接近した。
- (3)発破後、不発火薬類が残ったので、不発の発破孔からゴムホースなどによる水流で込め物及び火薬類を流し出し、不発火薬類を回収した。
- (4)不発火薬類の回収などの処理ができなかったので、その場所に赤旗で標示し、直ちに責任者に報告してその指示を受けた。
- (5)不発の発破孔から30cm離してさく岩機により平行にせん孔して発破を行い、不発火薬類を処理した。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でない措置です。
不発の発破孔から平行にせん孔する場合、さく岩機(機械)を用いるなら60cm以上離さなければなりません。30cmでよいのは、手掘りの場合です。
【離すべき距離】
機械(さく岩機)でせん孔 → 60cm以上
手掘りでせん孔 → 30cm以上
【なぜ機械のほうが長いのか】
力が強く、孔が曲がりやすい
さく岩機は勢いよく掘り進むので、わずかな孔曲がりでも不発孔に届いてしまいます。届けば、その場で爆発します。
手掘りなら力が弱く、進み方もゆっくりなので、近づきすぎる前に気づけます。だから距離を短くできるのです。
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【ほかの選択肢】
(1) 電気発破の発破後、直ちに発破母線を発破器から取り外して
短絡させ、再点火できないようにした 適切
(2) 導火線発破で爆発しなかったので、点火後20分を経過してから
接近した 適切
(3) 不発の発破孔から水流で込め物及び火薬類を流し出し、不発
火薬類を回収した 適切
(4) 処理ができなかったので、その場所に赤旗で標示し、直ちに
責任者に報告してその指示を受けた 適切
【(2)の20分】
導火線発破では、点火後15分以上経過しなければ接近できない
20分は15分を超えているので、問題ありません。「以上」の条件を満たしているかを確かめます。
【(1)を直ちに行うわけ】
母線がつながったままでは、いつ通電するか分からない
取り外して短絡させ、再点火できないようにして初めて、回路が安全になります。そのうえで5分以上待ってから接近します。
【(4)の赤旗】
処理できないときは、そのままにして印を付ける
無理に処理しようとすれば、事故になります。危険な場所であることを誰の目にも分かるようにし、責任者の判断を仰ぎます。
自分で何とかしようとしないのが要点です。
【水流による処理】
水の力で、そっと押し流す
込め棒でつついたり掘り返したりすれば、摩擦や衝撃で爆発するおそれがあります。ただし、この作業は2人以上で行います。
出典:発破技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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