電気発破の器材及びその取扱いに関するAからEまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうち…

発破の方法 第10問

電気発破の器材及びその取扱いに関するAからEまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 一般に、電気雷管を起爆させる場合、できるだけ動力線や電灯線といった交流を電源とする発破器を使用し、これらの電源が使用できない場合、電池を電源とした発破器を使用する。B 発破母線は、600Vビニル絶縁電線以上の絶縁効力を持ち、かつ、機械的に強力なものであって、長さ30m以上のものを使用し、使用前に断線の有無を検査する。C 漏えい電流検知器は、電灯、動力用の電源や高圧鉄塔からの迷走電流の有無や大きさを測定する器具で、測定結果が異常な値(1000mA)を超える場合は、対策が必要となる。D 発破器は、使用前に発破器能力試験器の使用や所定電圧を示す表示灯の点灯により定格能力を保持していることを確認する。E 補助母線は、被覆が完全で絶縁性が高いものを使用し、継ぎ目の多いものは使用しない。

正答 (2)
正答は (2)。A,C が適切でない記述です。 【適切でないもの】 A 動力線や電灯線といった交流は電源に適さない。電池を電源と   した発破器を使用する → 記述は優先順位が逆 C 漏えい電流の判定値は0.1A(100mA) → 「1000mA」は   10倍もゆるい 【Aが誤りなわけ】 動力線は交流であり、電圧も電流も安定しない さらに、誤って送電されればいつ起爆するか分かりません。発破では、必要なときだけ、必要な電流を流せる発破器(電池式)を使います。 「できるだけ動力線を使い、駄目なら発破器」というのは、優先順位が正反対です。
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【Cが誤りなわけ】 1000mA = 1A 電気雷管1個あたりの所要電流が2A程度です。1Aもの漏えい電流があれば、起爆に近い水準です。これを「許容範囲」とするのは、危険きわまりません。 0.1A(100mA)が判定の目安です。 【適切なもの】 B 発破母線は、600Vビニル絶縁電線以上の絶縁効力を持ち、   かつ機械的に強力なもので、長さ30m以上のものを使用し、使用前に断線の有無を検査する D 発破器は、使用前に発破器能力試験器の使用や表示灯の   点灯により定格能力を確認する E 補助母線は、被覆が完全で絶縁性が高いものを使用し、   継ぎ目の多いものは使用しない 【発破母線が30m以上なわけ】 安全な距離まで離れて点火するため 短い母線では、爆発の近くで点火することになります。飛石や爆風が届かない距離を確保するには、それだけの長さが要ります。 【600Vビニル絶縁電線以上】 実際にかかる電圧は数百V程度 余裕をみた絶縁性能が求められます。また、現場で引きずり回すので、機械的にも強くなければなりません。 【継ぎ目の多いものを使わないわけ】 継ぎ目は抵抗が大きく、外れやすい 抵抗が増えれば電流が不足し、外れれば断線します。どちらも不発の原因です。 【発破器の能力確認】 能力試験器を使うか、所定電圧を示す表示灯の点灯で確かめる 容量を超えて結線すれば、電流が不足して不発になります。

出典:発破技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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