火薬類の組成及び性質に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
火薬類の知識 第11問
火薬類の組成及び性質に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)カーリットとは、過塩素酸塩を基剤とし、その含有量が10%を超える爆薬である。
- (2)アンモン爆薬は、硝酸アンモニウムを基剤とする粉状のもので、減熱消炎剤を含む検定爆薬をいう。
- (3)ペンスリットは、白色の粉末で、衝撃や摩擦には鋭敏であるが、貯蔵に対する安定性はよく、工業雷管、電気雷管の添装薬、導火線の心薬として使用される。
- (4)テトリルは、淡黄色の粉末で、爆発力は大きく、雷管の添装薬として使用される。
- (5)DDNPは、黄色又は紅黄色の粉末で、衝撃、摩擦や火炎に鋭感で、雷管の起爆剤として使用され、その管体は銅でもアルミニウムでもよい。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でない記述です。
アンモン爆薬は、硝酸アンモニウムを基剤とする粉状の爆薬ですが、「減熱消炎剤を含む検定爆薬」とは限りません。
【検定爆薬とは】
炭鉱の坑内など、可燃性ガスや炭じんのある場所で使う爆薬
爆発の炎や熱でガスに引火しないよう、減熱消炎剤(食塩など)を加えてあります。国の検定を受けたものだけが使えます。
アンモン爆薬という分類と、検定爆薬という用途上の区分は別のものです。アンモン爆薬のうち、減熱消炎剤を加えて検定に合格したものが検定爆薬になります。
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「アンモン爆薬=検定爆薬」ではありません。
【ほかの選択肢】
(1) カーリットとは、過塩素酸塩を基剤とし、その含有量が
10%を超える爆薬 適切
(3) ペンスリットは白色の粉末で、衝撃や摩擦には鋭敏だが、
貯蔵に対する安定性はよく、雷管の添装薬などに使用適切
(4) テトリルは淡黄色の粉末で、爆発力は大きく、雷管の
添装薬として使用される 適切
(5) DDNPは黄色又は紅黄色の粉末で、衝撃、摩擦や火炎に
鋭感で、雷管の起爆剤として使用され、管体は銅でも
アルミニウムでもよい 適切
【起爆薬と添装薬】
起爆薬 わずかな刺激で爆轟する → DDNP、アジ化鉛
添装薬 鈍感だが威力が大きい → ペンスリット、テトリル
雷管の中で、敏感さと威力を二段で受け持ちます。
【DDNPの管体】
銅でもアルミニウムでもよい
一方、アジ化鉛を使う場合は、銅と反応してアジ化銅というきわめて敏感な物質を作るため、銅は使えません。
DDNP 銅・アルミニウムどちらも可
アジ化鉛 銅は不可(アルミニウムを使う)
起爆薬の種類で、使える管体が変わるのです。
【ペンスリットの性質】
敏感だが、貯蔵には安定
この二つは矛盾しません。衝撃や摩擦にはすぐ反応しますが、置いておいても自然分解しにくいということです。導爆線の心薬にも用いられます。
出典:発破技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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