発破後及び不発の場合の措置等に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
発破の方法 第2問
発破後及び不発の場合の措置等に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)電気発破の発破後、装填された火薬類が全て爆発したことが確認できなかったので、直ちに発破母線を発破器から取り外してその端を短絡させ、発破器を再点火できないようにしたあと、5分経過したのちに、点検のため、火薬類装填箇所に接近した。
- (2)導火線発破において、導火線は燃え尽きているのに工業雷管が不発の場合の原因としては、導火線末端と工業雷管の内管(起爆薬)との接触不良、雷管の吸湿などが考えられる。
- (3)導火管発破のシステムにおいて、その回路の導火管付き雷管が一発も発火しないで不発となった場合の原因としては、電気雷管等による起爆の部分の近くで導火管が切断されていることが考えられる。
- (4)爆薬の爆轟が中断した場合の原因としては、カットオフが発生した、チャンネル効果が発生した、発破孔内の起爆位置又は起爆の方向が適切でなかったなどが考えられる。
- (5)不発の装薬が残ったことが分かったので、不発孔からゴムホースなどによる水流で込め物および火薬類を流し出し、不発火薬類を回収する作業を1人作業で行った。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でない措置です。
不発火薬類を水流で流し出して回収する作業を、1人で行ってはなりません。
【なぜ1人ではいけないのか】
不発の処理は、最も危険な作業
万一、作業中に爆発したり、体調を崩したりしても、誰も気づけません。助けを呼ぶこともできません。
また、手順を誤っていても、指摘する者がいないのです。2人以上で、互いに確かめ合いながら行います。
水流で流し出す方法そのものは適切ですが、1人作業という点が誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 電気発破の発破後、全て爆発したことが確認できなかったので、
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直ちに発破母線を取り外して短絡させ、再点火できないように
した後、5分経過してから接近した 適切
(2) 導火線は燃え尽きているのに工業雷管が不発の場合の原因は、
導火線末端と工業雷管の内管との接触不良、雷管の吸湿適切
(3) 導火管発破で一発も発火しなかった原因は、起爆の部分の近くで
導火管が切断されていること 適切
(4) 爆轟が中断した原因は、カットオフ、チャンネル効果、起爆位置
又は方向が適切でなかったこと 適切
【接近してよい時間】
電気発破 母線を取り外して短絡させた後、5分以上
導火線発破 点火後15分以上
電気発破は、母線を外せばもう電気は流れません。導火線は、いったん火が付けば自分で燃え進みます。だから長く待ちます。
【カットオフ】
先に爆発した孔の衝撃で、まだ爆発していない孔の脚線や装薬列が切断されること
段発発破では時間差をつけるので、この危険があります。
【チャンネル効果】
薬包と孔壁のすき間を、爆風が先に走り抜ける現象
爆轟が伝わる前に、先回りした爆風が薬包を押しつぶしてしまいます。結果として、途中で爆轟が止まります。孔径に対して薬径が小さすぎるときに起こります。
【接触不良と吸湿】
導火線が燃え尽きても、その火が雷管の起爆薬に届かなければ爆発しません。
差し込みが浅い、あるいは雷管が湿っている場合に起こります。
出典:発破技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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