電気発破の結線及び配線に関する記述のうち、適切なものは次のうちどれか。…
発破の方法 第9問
電気発破の結線及び配線に関する記述のうち、適切なものは次のうちどれか。
- (1)発破母線及び補助母線は、帯電するおそれのあるものから離して敷設し、発破母線は、点火するまでは発破器側の端を長短不ぞろいにし、反対側の端を短絡しておく。
- (2)電気雷管の脚線を並列結線した場合、脚線に断線箇所があるとその雷管だけが不発となり、あとは爆発させることができるので、できるだけ並列接続を採用する。
- (3)脚線と補助母線の結線方法は、心線を2本そろえてねじり合わせて結ぶ、ねじり接続を採用する。
- (4)結線後の発破回路の全抵抗の実測値が、計算値の±20%の範囲にある場合は、抵抗不良としての処置をとらなくてよい。
- (5)結線部の心線の接地、湧水などによる電流リーク、心線相互の短絡等のおそれがある場合には、その部分を絶縁テープや保護キャップなどにより、適切な絶縁措置を講じる。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切な記述です。
結線部の心線の接地、湧水などによる電流リーク、心線相互の短絡等のおそれがある場合には、その部分を絶縁テープや保護キャップなどにより、適切な絶縁措置を講じます。
【絶縁措置が要る場面】
結線部の心線が地面に触れる
湧水で濡れる
心線どうしが接触する
いずれも、電流が雷管まで届かなくなる原因です。途中で漏れてしまえば、必要な電流が流れず不発になります。
【ほかの選択肢】
(1) 発破母線は、点火するまでは発破器側の端を短絡し、
反対側の端を長短不ぞろいにする → 記述は逆
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(2) 直列結線を採用する → 並列結線ではない
(3) 脚線と補助母線の結線は、フック接続(引っかけ結び)などを
採用する → 「ねじり接続」は適切でない
(4) 全抵抗の実測値と計算値の許容誤差は±10% → 「±20%」は
誤り
【(1)の考え方】
発破器側を短絡する
→ 迷走電流が流れ込んでも、そこで折り返して逃げる
雷管側を長短不ぞろいにする
→ 置いたときに触れ合って短絡するのを防ぐ
短絡させたい側と、短絡させたくない側を取り違えないことが要点です。
【(2)が誤りなわけ】
並列結線では、抵抗のばらつきによって電流が偏る
少ない電流しか流れなかった雷管は、不発になりかねません。直列なら、すべての雷管に同じ電流が流れます。
「一箇所の断線で全部不発になる」のは確かに弱点ですが、導通試験で事前に確かめられます。中途半端に一部だけ不発になるほうが、かえって危ないのです。
【(3)の結線方法】
ねじり接続 二本をよじり合わせる → 外れやすく、抵抗も
不安定
フック接続 互いに引っかけて折り返す → 確実
引っぱっても外れにくく、接触が安定します。
【±10%の意味】
計算した抵抗値と、実際に測った値とを比べる
大きく食い違えば、断線、短絡、結線の誤りが疑われます。
出典:発破技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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