火薬類の検査に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…

火薬類の取扱い 第17問

火薬類の検査に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが適切でない記述です。 硝酸エステルや硝酸エステルを含有する爆薬については、製造後1年以上を経過したものについて、6か月ごとに1回、安定度試験を行います。「製造後2年以上」「年に1回」は誤りです。 【安定度試験の周期】 対象 製造後1年以上経過した、硝酸エステル又はこれを    含有する火薬・爆薬 頻度 6か月ごとに1回以上 試験 遊離酸試験又は耐熱試験 【なぜ硝酸エステルだけ対象なのか】 硝酸エステルは、時間がたつと自然に分解する 分解が進むと、酸が生じて分解がさらに速まり、やがて自然発火の危険が出てきます。ニトログリセリンやニトロセルロースがこれにあたります。
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硝酸アンモニウムを主体とする爆薬(アンホ爆薬、含水爆薬)は、こうした自然分解を起こしにくいので、安定度試験の対象外です。 【ほかの選択肢】 (1) 硝安を含まないカーリットなどは、手で触ってしっとり   しているときは、少量を燃やして燃え方を検査する適切 (2) 一般の電気雷管の導通・抵抗の検査に使用する試験器は、   出力電流が0.01A以下であることを確認したものを使用適切 (3) 工業雷管は、管体の傷や内管の外れの有無、管内空所の   起爆薬粉や異物の有無などを点検する     適切 (5) 硝酸エステルを含有しない爆薬について、安定度試験を行って   いない                    適切 【(5)が適切なわけ】 (4)と(5)は、対象かどうかの裏表 硝酸エステルを含まない爆薬は、そもそも安定度試験の対象ではありません。行わなくてよいのです。 【0.01A以下でなければならないわけ】 検査の電流で起爆してしまっては意味がない 電気雷管は、電流を流して発火させるものです。導通を確かめるだけなら、ごくわずかな電流で足ります。0.01A以下という基準は、起爆に必要な電流よりはるかに低い水準です。 【二つの安定度試験】 遊離酸試験  分解して生じた酸を調べる 耐熱試験   一定の温度に保って変化を見る 分解が始まっていれば、酸が検出されたり、加熱で変色したりします。 【燃やして確かめる検査】 吸湿すると、燃え方に勢いがなくなる

出典:発破技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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