電気発破の結線及び配線に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
発破の方法 第9問
電気発破の結線及び配線に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)発破母線は、点火するまでは、発破器側の端を長短不ぞろいにしておき、反対側の端を短絡しておく。
- (2)結線部の心線の接地、湧水などによる電流リーク、心線相互の接触による短絡のおそれがある場合には、その部分を絶縁テープや保護キャップなどにより、適切な絶縁措置を講じる。
- (3)電気雷管の脚線の結線方法は、直列結線では一箇所でも断線箇所があると全部が不発となるので、できるだけ直列結線を採用する。
- (4)一般に全抵抗の計測値と実測値との許容誤差は±10%以内とされている。
- (5)発破器の容量(能力)を超えた多数の電気雷管を結線すると、雷管に流れる電流が不足し、不発となることがある。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でない記述です。
発破母線は、点火するまでは発破器側の端を短絡しておき、雷管側の端を長短不ぞろいにしておきます。記述は二つが入れ替わっています。
【なぜ発破器側を短絡するのか】
短絡しておけば、迷走電流が流れ込んでも雷管まで届かない
母線が長く伸びていると、アンテナのように電流を拾います。その電流が雷管に流れれば、思わぬ起爆を招きます。短絡しておけば、そこで電流が折り返して逃げます。
【なぜ雷管側を長短不ぞろいにするのか】
誤って接触するのを防ぐため
二本の線の端がそろっていると、置いたときに触れ合って短絡します。長さをずらしておけば、触れる心配がありません。
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短絡させたい側(発破器側)と、短絡させたくない側(雷管側)を取り違えないことが要点です。
【ほかの選択肢】
(2) 結線部の絶縁措置を講じる 適切
(3) 直列結線では一箇所でも断線箇所があると全部が不発となる
ので、できるだけ直列結線を採用する 適切
(4) 全抵抗の計測値と実測値との許容誤差は±10%以内適切
(5) 発破器の容量を超えた多数の電気雷管を結線すると、雷管に
流れる電流が不足し、不発となることがある 適切
【直列結線を採用するわけ】
すべての雷管に同じ電流が流れる
並列結線では、抵抗のばらつきによって電流が偏ります。少ない電流しか流れなかった雷管は、不発になりかねません。
一箇所の断線で全部が不発になるのは確かに弱点ですが、導通試験で事前に確かめられます。「全部不発になるなら、すぐに分かる」ともいえます。中途半端に一部だけ不発になるほうが、かえって危ないのです。
【許容誤差±10%】
計算した抵抗値と、実際に測った値とを比べる
大きく食い違えば、断線、短絡、結線の誤りが疑われます。点火前に必ず確かめます。
【絶縁措置が要る場所】
結線部の心線が地面に触れる、湧水で濡れる、心線どうしが接触する
いずれも、電流が雷管まで届かなくなる原因です。
出典:発破技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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