ボイラーの通風に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第28問
ボイラーの通風に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)外気の密度をρa(㎏/㎥)、煙突内ガスの密度をρb(㎏/㎥)、煙突の高さをH(m)、重力加速度をg(m/s²)とすれば、煙突の理論通風力Z(Pa)は、Z=(ρa -ρb )gHで求められる。
- (2)人工通風は、自然通風に比べ、ボイラーなどの通風抵抗を大きくとることができ、管群での燃焼ガス速度を上げ、伝熱特性を向上させることができる。
- (3)通風に用いられるファンは、風圧は比較的高く、送風量の大きなものが必要である。
- (4)押込通風は、炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、ボイラー効率は向上する。
- (5)平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式で、通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節する。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
通風に用いられるファンに求められるのは、風圧が比較的低くても送風量が大きいことです。風圧が比較的高く、ではありません。
ボイラーの通風は、大量の空気やガスをゆるやかに動かす仕事です。高い圧力は要りません。
【通風の要点】
理論通風力 Z = (ρa − ρb) g H
人工通風 自然通風に比べ、ボイラーなどの通風抵抗を大きくとることができ、
管群での燃焼ガス速度を上げ、伝熱特性を向上させることができる
押込通風 炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、
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ボイラー効率は向上する
平衡通風 押込通風と誘引通風を併用した方式。通常、燃焼室内を大気圧より
わずかに低い圧力に調節する
【式が引き算になるわけ】
通風力は、外の重い空気と、煙突の中の軽い熱いガスとの重さの差から生まれる
差が無ければ動きません。ガス温度が高いほどρbが小さくなって差が開き、煙突が高いほどHが大きくなって力が増します。
【漏れ込む空気が無いと効率が上がるわけ】
冷たい空気が入り込めば、それを温めるのに熱が使われる
そのかわり、気密が不完全なら燃焼ガスが外へ吹き出します。平衡通風がわずかに低い圧力を狙うのは、その中間をとるためです。
出典:一級ボイラー技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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