ボイラー用気体燃料に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第22問
ボイラー用気体燃料に関し、次のうち適切でないものはどれか。ただし、文中のガスの発熱量は、標準状態(0℃、101.325kPa)における単位体積当たりの発熱量とする。
- (1)気体燃料は、配管口径が液体燃料に比べて太くなるので、配管費、制御機器費などが高くなる。
- (2)ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が少ないが、管群部での対流伝熱量が多い。
- (3)天然ガスのうち乾性ガスは、可燃性成分のほとんどがメタンで、その発熱量は湿性ガスより大きい。
- (4)LNGは、天然ガスを脱硫・脱炭酸プロセスで精製した後、-162℃に冷却し、液化したものである。
- (5)LPGは、硫黄分がほとんどなく、かつ、空気より重く、その発熱量は天然ガスより大きい。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
天然ガスのうち乾性ガスの発熱量は、湿性ガスより小さくなります。大きい、では逆です。
乾性ガスは可燃性成分のほとんどがメタンです。湿性ガスはメタン、エタンのほかにプロパン以上の重い炭化水素を含みます。重い分子ほど、同じ体積の中に燃える原子をたくさん抱えているので、発熱量が大きくなります。
【ボイラー用気体燃料】
配管 気体燃料は、配管口径が液体燃料に比べて太くなるので、配管費や
制御機器費などが高くなる
伝熱 ガス火炎は油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による
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放射伝熱量が少ないが、管群部での対流伝熱量が多い
LNG 天然ガスを脱硫・脱炭酸プロセスで精製した後、−162℃に冷却し、
液化したもの
LPG 硫黄分がほとんどなく、空気より重い。発熱量は天然ガスより大きい
【配管が太くなるわけ】
同じ熱量を送るのに、気体は液体よりはるかに大きな体積が要る
重油なら1リットルで済むところを、ガスでは千倍以上の体積を流します。
【輝度が低いわけ】
油は燃えるときに炭素の粒ができ、それが赤熱して強く光る
ガスにはその粒がほとんどできません。だから放射では熱を渡しにくく、熱を持ったまま先へ流れて、管群で対流によって渡します。
出典:一級ボイラー技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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