流動層燃焼に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第24問
流動層燃焼に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)バブリング方式は、石炭などの燃料と砂などの固体粒子を多孔板上に供給し、その下から加圧された空気を吹き上げて、流動化した状態で燃料を燃焼させるものである。
- (2)層内に石灰石を送入することにより、炉内脱硫ができる。
- (3)層内での伝熱性能が良いので、ボイラーの伝熱面積は小さくできるが、伝熱管の摩耗に対する対策が必要となる。
- (4)燃焼温度が850℃前後に制御されるので、SOₓの発生を少なく抑えることができる。
- (5)循環流動方式は、バブリング方式よりも吹上げの空気流速が速く、固体粒子は燃焼室外まで運ばれた後、捕集され再び燃焼室下部へ戻される。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
燃焼温度を850℃前後に制御して抑えられるのは、SOₓではなくNOₓです。
窒素酸化物は、温度が高いほど多くできます。ふつうのボイラーの火炎は1500℃を超えますが、流動層燃焼では850℃前後に抑えられるので、サーマルNOₓが少なくて済みます。
硫黄酸化物のほうは、温度では減りません。層内に石灰石を送り込んで硫黄分を捕まえる、炉内脱硫という別の手立てで抑えます。
【流動層燃焼】
バブリング方式 石炭などの燃料と砂などの固体粒子を多孔板上に供給し、
解説の続きをみる続きを閉じる
その下から加圧された空気を吹き上げて、流動化した状態で燃料を燃焼させる
循環流動方式 バブリング方式よりも吹上げの空気流速が速く、固体粒子は
燃焼室外まで運ばれた後、捕集され再び燃焼室下部へ戻される
脱硫 層内に石灰石を送入することにより、炉内脱硫ができる
伝熱 層内での伝熱性能が良いので伝熱面積は小さくできるが、
伝熱管の摩耗に対する対策が必要
【低い温度で燃やせるわけ】
高温の砂の中に燃料を送り込むので、低い温度でも火が消えない
砂そのものが熱を蓄えて、着火し続ける下地になります。
【摩耗が問題になるわけ】
砂が激しく動き回り、伝熱管を削る
出典:一級ボイラー技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「燃料及び燃焼に関する知識」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第24問流動層燃焼に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第22問重油の添加剤に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第30問重油燃焼ボイラーの低温腐食などに関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第28問ボイラーの通風に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第26問液体燃料の供給装置に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第24問ボイラーにおける重油の燃焼に関し、次のうち適切でないものはどれか。
スポンサーリンク

