ボイラーの自動制御に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第10問
ボイラーの自動制御に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を、順次、進めていく制御である。
- (2)フィードフォワード制御は、目標値と制御量の偏差によらず、外乱などの情報に基づいて操作量を決定する制御である。
- (3)積分動作は、Ⅰ動作と呼ばれ、制御偏差量の時間積分値に比例した大きさで操作量を増減するように働く動作である。
- (4)比例動作による制御では、比例帯の幅を小さくすると比例感度は高くなるが、余り小さく設定するとオン・オフ動作に近くなる。
- (5)微分動作は、P動作と呼ばれ、制御偏差が変化する速度に比例して操作量を増減させるように働く動作である。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
微分動作はP動作ではなく、D動作と呼ばれます。P動作は比例動作です。
制御偏差が変化する速度に比例して操作量を増減させる、という中身の説明はそのとおりで、呼び名だけが誤りです。
【三つの動作】
比例動作(P) 制御偏差の大きさに比例して操作量を増減する
積分動作(I) 制御偏差量の時間積分値に比例した大きさで操作量を増減する
微分動作(D) 制御偏差が変化する速度に比例して操作量を増減する
頭文字は英語から来ています。Pは比例、Iは積分、Dは微分。日本語の並びと一対一に対応しているので、取り違えたら気づけます。
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【積分動作のはたらき】
偏差が残っているあいだ操作量を動かし続け、比例動作のオフセットを消す
偏差の「積み重なり」を見るので、小さな偏差でも時間がたてば効いてきます。
【比例帯の幅】
小さくすると比例感度は高くなるが、小さすぎるとオン・オフ動作に近くなる
比例帯をゼロに近づけると、わずかな偏差で操作量が振り切れます。それはもう、入れるか切るかの動きです。
【制御の分け方】
シーケンス制御 あらかじめ定められた順序に従って、段階を順次進める
フィードバック制御 制御量を目標値と比較し、一致させるように訂正する
フィードフォワード制御 目標値と制御量の偏差によらず、外乱などの情報に
基づいて操作量を決定する
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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