ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の、調整又は試験に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの取扱いに関する知識 第14問
ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の、調整又は試験に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)過熱器用安全弁は、ボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整し、かつ、過熱器入口側管寄せに取り付ける。
- (2)エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、必要がある場合に出口に取り付け、ボイラー本体の安全弁より高い圧力で作動するように調整する。
- (3)安全弁の試験は、調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認し、必要がある場合には吹下がり圧力を調整する。
- (4)最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
- (5)安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
過熱器用安全弁を取り付けるのは、入口側ではなく出口側の管寄せです。
出口に付ければ、安全弁が吹いたときに過熱器の中を蒸気が通り抜けます。入口に付けると、そこから蒸気が逃げてしまい、過熱器には流れが来ません。守るべき相手を素通りさせては、意味がありません。
なお「ボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整する」という点は正しい記述です。
【安全弁・逃がし弁の調整と試験】
過熱器用安全弁 本体の安全弁より先に作動させ、出口側管寄せに取り付ける
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エコノマイザの逃がし弁 必要がある場合に出口に取り付け、本体の安全弁より
高い圧力で作動するように調整する
試験 調整ボルトを定められた位置に設定した後、圧力をゆっくり上昇させて
作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。必要があれば吹下がり圧力を調整する
連絡している場合 最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する
手動試験 最高使用圧力の75%以上の圧力で行う
【エコノマイザの逃がし弁を高い圧力にするわけ】
エコノマイザは給水ポンプの圧力を受けるので、本体より圧力が高い
低く設定すると、正常な運転中に吹き続けることになります。
【吹下がりとは】
吹き出した弁が閉じるまでの圧力の下がり幅
大きすぎると圧力を下げすぎ、小さすぎると閉じきらずに漏れます。
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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