空気比に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第27問
空気比に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)空気比とは、理論空気量に対する実際空気量の比をいい、理論空気量をA₀、実際空気量をA、空気比をmとすると、A=mA₀となる。
- (2)実際燃焼における空気比の概略値は、気体燃料で1.05~1.2、液体燃料で1.05~1.3である。
- (3)液体燃料で完全燃焼の場合、乾き燃焼ガス中の酸素の体積割合をφ(%)とすると、空気比mは、m≒21/(21-φ)で求めることができる。
- (4)空気比が過小な場合には、黒煙が出たり、排ガス量が多くなるなどの影響がある。
- (5)空気比が過大な場合には、ボイラー効率が低下したり、NOₓの発生に影響を及ぼす。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
排ガス量が多くなるのは、空気比が過小なときではなく過大なときです。
余分に送った空気は、燃えずにそのまま出ていきます。だから空気比を上げれば排ガスは増えます。空気比が過小なら、黒煙が出るのはそのとおりですが、排ガス量はむしろ少なくなります。
一つの記述の中に、正しい症状と、逆の症状が混ぜてあります。
【空気比】
定義 理論空気量に対する実際空気量の比。A = mA0
概略値 気体燃料で1.05〜1.2、液体燃料で1.05〜1.3
求め方 液体燃料で完全燃焼の場合、乾き燃焼ガス中の酸素の体積割合を
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φ(%)とすると、m ≒ 21 ÷ (21 − φ)
【過小と過大の害】
過小 不完全燃焼。黒煙が出る、未燃分が残る、二次燃焼の原因になる
過大 ボイラー効率が低下する。NOₓの発生にも影響する
【過大で効率が落ちるわけ】
余分な空気を温めて、そのまま煙突から捨てることになる
【気体燃料のほうが空気比を小さくできるわけ】
混ざりやすい
液体は霧にしてから気化させる手間があるぶん、出会いそこねる分を見込んで多めに送ります。
【21 ÷ (21 − φ) の意味】
余った酸素の分だけ、送った空気が理論値より多かったということ
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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