空気予熱器及びエコノマイザに関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第7問
空気予熱器及びエコノマイザに関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)エコノマイザ管には炭素鋼鋼管が広く用いられるが、潜熱を回収する場合には管壁上に水分の凝縮が生じるため、ステンレス鋼鋼管が用いられる。
- (2)エコノマイザは、飽和温度より低温の給水とボイラー出口の排ガスとの間で熱交換し、排ガスの温度を下げて熱回収を図るものである。
- (3)空気予熱器を設置することにより燃焼効率が上がり、過剰空気量が少なく、燃焼温度を下げることができる。
- (4)高効率化や燃焼改善のため、エコノマイザと空気予熱器を併用する場合は、一般に、ボイラー、エコノマイザ、空気予熱器の順に配置する。
- (5)ヒートパイプ式空気予熱器は、管の中にアンモニア、水などの熱媒体を減圧して封入し、高温側で熱媒体を蒸発させ、低温側で熱媒体蒸気を凝縮させて、熱を移動させるものである。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
空気予熱器を設置すると、燃焼温度は下がるのではなく上がります。
温めた空気を送り込むのですから、同じ燃料でも炉の中の温度は高くなります。着火もよくなり、燃焼効率が上がるので、過剰空気量を減らせます。そこまでは記述のとおりで、「燃焼温度を下げることができる」だけが誤りです。
なお、炉内温度が上がるということは、窒素酸化物が増えるということでもあります。NOₓを減らしたいときに予熱空気温度をあえて下げるのは、この裏返しです。
【空気予熱器とエコノマイザ】
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エコノマイザ 飽和温度より低温の給水と、ボイラー出口の排ガスとの間で
熱交換し、排ガス温度を下げて熱回収を図る
エコノマイザ管 炭素鋼鋼管が広く用いられる。潜熱を回収する場合は
管壁上に水分の凝縮が生じるため、ステンレス鋼鋼管を用いる
配置 併用する場合は、一般にボイラー、エコノマイザ、空気予熱器の順
ヒートパイプ式 管の中にアンモニアや水を減圧して封入し、高温側で蒸発、
低温側で凝縮させて熱を移す
【潜熱を回収するとステンレスが要るわけ】
水分が凝縮すれば、そこに硫黄酸化物が溶け込んで酸になる
熱をより多く取り出すほど、腐食に強い材料が要ります。
出典:一級ボイラー技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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