ボイラーに使用する計測器に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第8問
ボイラーに使用する計測器に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)ブルドン管式の圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。
- (2)面積式流量計は、流体が流れている管の中にベンチュリ管又はオリフィスなどの絞り機構を挿入すると、流量がその入口と出口の差圧の平方根に比例することを利用している。
- (3)容積式流量計は、ケーシング内でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、歯車とケーシング壁との間の空間部分の量だけ流体が流れるが、この流量が歯車の回転数に比例することで、回転数から流量を測定することができる。
- (4)二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
- (5)平形透視式水面計は、裏側から照明の光を通して水面を見分けるものである。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
絞り機構を入れて、入口と出口の差圧の平方根に比例することを利用するのは、差圧式流量計です。面積式ではありません。
面積式は、垂直に置いたテーパ管の中にフロートを入れ、流れに押し上げられたフロートの位置で流量を読むものです。テーパ管とフロートのあいだの環状面積が流量に比例します。
【流量計の見分け】
差圧式 ベンチュリ管やオリフィスなどの絞りを入れる。
流量は差圧の平方根に比例する
面積式 テーパ管とフロート。流量は環状面積に比例する
解説の続きをみる続きを閉じる
容積式 ケーシング内にだ円形歯車を2個組み合わせる。
流量は歯車の回転数に比例する
【平方根が出てくるわけ】
差圧は流速の二乗に比例する
流量が2倍になれば差圧は4倍。だから差圧から流量を読むときは、平方根をとることになります。目盛は等間隔になりません。
【水面計の見え方】
二色水面計 光線の屈折率の差を利用する。蒸気部は赤色、水部は緑色
平形透視式水面計 裏側から照明の光を通して水面を見分ける
出典:一級ボイラー技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの構造に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第8問給水系統装置に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第6問下図は、安全弁の弁体及び弁座の部分を示している。図中の記号を用いたボイラーの全量式安全弁
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第4問水管ボイラーに関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第2問次のような仕様のボイラーに使用される燃料の低発熱量の値に最も近いものは、(1)~(5)の
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第10問ボイラーの自動制御に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第8問ボイラーの附属品及び附属装置に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた
スポンサーリンク

