ボイラー水中の不純物に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの取扱いに関する知識 第17問
ボイラー水中の不純物に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)スケールの熱伝導率は、軟鋼の1/20 ~1/100 程度であり、伝熱面にスケールが付着すると、ボイラー水による伝熱面の冷却が不十分となり、伝熱面の温度が上昇する。
- (2)スケールは、一般的にカルシウムの塩類が主成分となるが、その他マグネシウム塩、共存する溶解性蒸発残留物などの作用により生じることもある。
- (3)硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。
- (4)スラッジは、主としてカルシウム、マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して生じた炭酸塩、水酸化物とりん酸塩である。
- (5)懸濁物は、溶解性蒸発残留物が濃縮されたもので、水中に浮遊し、キャリオーバの原因となる。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
懸濁物は、水に溶けずに浮かんでいるものです。溶解性蒸発残留物が濃縮されたものではありません。
【ボイラー水中の不純物】
懸濁物 水に溶けずに浮遊するもの。微細な泥、砂、鉄さび、油など
溶解性蒸発残留物 水に溶けている塩類。濃縮するとスケールやスラッジになる
スケール 伝熱面に固く付着したもの
スラッジ 軟らかい泥状で、底にたまるもの
【スケールの害】
熱伝導率は軟鋼の1/20〜1/100程度
付いてしまうと、ボイラー水による伝熱面の冷却が不十分になり、伝熱面の温度が上がります。
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【スケールとスラッジの成分】
スケール 一般にカルシウムの塩類が主成分。マグネシウム塩や、共存する
溶解性蒸発残留物の作用で生じることもある
硫酸塩類やけい酸塩類は熱分解せず、硬く固着して除去しにくい
スラッジ 主として、カルシウム・マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して
生じた炭酸塩、水酸化物とりん酸塩
【溶けているかどうかで分ける】
溶けていないもの 懸濁物。ろ過で取れる
溶けているもの 溶解性蒸発残留物。濃縮すると出てくる
どちらもキャリオーバの原因になりますが、出どころが違います。
出典:一級ボイラー技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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