ボイラーの酸洗浄後の水洗に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第7問
ボイラーの酸洗浄後の水洗に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)水洗は、一般に60℃以上の温水を使用する。
- (2)水洗は、水洗水がpH5以下となるまで行う。
- (3)発錆を防止するため窒素置換を行うときは、水洗水に脱酸素剤を添加する。
- (4)洗浄液が行き止まりとなる部分にバイパス弁やドレン弁が設けられているときは、これらの弁を開放して水洗を行う。
- (5)洗浄作業中に使用していた弁は、水洗のとき、グランドパッキン押さえを緩めてパッキン部にしみ込んだ洗浄液を洗い流す。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
水洗は、水洗水のpHが5以上になるまで行います。5以下ではありません。
pHは小さいほど酸性が強いことを表します。酸を洗い流すのが目的なので、数字は上がっていくはずです。下がるまで続けたら、いつまでも終わりません。
【酸洗浄後の水洗の要点】
pH 水洗水のpHが5以上になるまで続ける
温度 一般に60℃以上の温水を使う
行き止まり バイパス弁・ドレン弁が設けられているときは、これらを開放して
洗浄液を押し出す
解説の続きをみる続きを閉じる
弁まわり 使っていた弁はグランドパッキン押さえを緩め、パッキン部に
しみ込んだ洗浄液を洗い流す
発錆防止 窒素置換を行うときは水洗水に脱酸素剤を添加する
【水洗の目的】
洗浄液を一滴も残さないこと
残った酸はあとからじわじわ効き、運転してから腐食が見つかります。行き止まりも、パッキンのしみ込みも、見えないところに残る場所です。
【窒素置換】
水を抜いたあとの空間を窒素で満たし、空気(酸素)を入れない
洗ったばかりの金属面は、スケールという覆いを失って剝き出しです。そのまま置けばすぐ錆びます。
出典:ボイラー整備士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第7問中小容量のボイラーの化学洗浄の通常の工程手順として、次のうち適切なものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第5問ボイラーの化学洗浄作業における予備調査に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第3問ボイラーの性能検査における水圧試験(準備、試験、後処理)に関する記述のうち、適切でないも
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第1問機械的清浄作業の準備として行うボイラーなどの冷却に関する記述のうち、適切でないものは次の
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第9問全量式安全弁の点検及び整備の要領に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第7問ボイラーの化学洗浄作業(中和防錆処理)に関する記述について、適切でないものは次のうちどれ
スポンサーリンク

