ボイラーの燃焼装置に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第29問
ボイラーの燃焼装置に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)圧力(油圧)噴霧式オイルバーナは、比較的高圧の燃料油をアトマイザ先端の旋回室に導き、旋回させながらノズルから円すい状に噴射して微粒化するバーナである。
- (2)蒸気噴霧式オイルバーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として燃料油を微粒化するバーナである。
- (3)ロータリカップ形の回転(噴霧)式オイルバーナは、低圧の空気を二流に分割し、燃料油を旋回を与えた一部の空気によって油膜を形成して炉内に噴射し、残りの空気をその油膜に衝突させて微粒化するバーナである。
- (4)リングタイプガスバーナは、リング状のバーナ管の内側に設けた多数のガス噴射口から、燃料ガスを空気流に向かって噴射するバーナで、油アトマイザを装備して油燃料との混焼を行うことができる。
- (5)微粉炭バーナは、微粉炭と一次空気との混合物を噴射するバーナで、噴射された混合物は、燃焼室の高温輻射熱によって着火され、その周囲に供給される二次空気によって燃焼する。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
記述の中身は、低圧気流噴霧式オイルバーナの説明です。ロータリカップ形の回転(噴霧)式ではありません。
ロータリカップ形は、炉に向けて広がりをもつカップを高速で回し、そこに流し込んだ油を遠心力で飛ばして霧にするバーナです。空気を二流に分けるしくみではありません。
【オイルバーナの霧化のしかた】
圧力(油圧)噴霧式 比較的高圧の燃料油をアトマイザ先端の旋回室に導き、
旋回させながらノズルから円すい状に噴射して微粒化する
蒸気噴霧式 比較的高圧の蒸気を霧化媒体として燃料油を微粒化する
解説の続きをみる続きを閉じる
低圧気流噴霧式 低圧の空気を二流に分割し、旋回を与えた一部の空気で
油膜を形成して噴射し、残りの空気をその油膜に衝突させて微粒化する
回転(噴霧)式 カップを回して生じる遠心力で油を霧にする
【ガスバーナと微粉炭バーナ】
リングタイプガスバーナ リング状のバーナ管の内側に設けた多数のガス噴射口
から、燃料ガスを空気流に向かって噴射する。
油アトマイザを装備して油燃料との混焼ができる
微粉炭バーナ 微粉炭と一次空気との混合物を噴射する。噴射された
混合物は燃焼室の高温輻射熱によって着火され、周囲に供給される二次空気によって燃焼する
【霧にするわけ】
粒を細かくするほど表面積が増え、空気と触れて速く燃える
力の出どころが油圧か、蒸気か、空気か、回転か。違いはそこだけです。
出典:ボイラー整備士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第29問ボイラーの燃焼装置に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第27問ボイラーの燃焼安全装置に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せ
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第25問ボイラーの安全弁、逃がし弁及び逃がし管に関する記述について、適切でないものは次のうちどれ
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第23問ボイラーの工作に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第21問鋳鉄製ボイラーに関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第29問ボイラーの燃焼装置に関し、次のうち適切でないものはどれか。
スポンサーリンク

