全量式安全弁の点検及び整備の要領として、次のうち適切でないものはどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第8問
全量式安全弁の点検及び整備の要領として、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)ボイラーから取り外した安全弁を分解するときは、各調整部の位置を計測し記録したり、合マークを行う。
- (2)分解した部品は、詳細に点検し、付着しているごみやさびは洗浄液で湿らせた布で拭き取る。
- (3)分解した弁体及び弁座のうち、漏れのあるものはすり合わせを行い、漏れのないものは点検・掃除のみとする。
- (4)弁体及び弁座のすり合わせは、定盤及びコンパウンドを使用して行い、弁体と弁座の共ずりはしない。
- (5)弁座のすり合わせは、同一箇所での回転のみですり合わせをせず、偏心及び全ての方向に回すようにして行う。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
分解した弁体と弁座は、漏れの有無にかかわらずすり合わせを行います。漏れていなかったから点検と掃除だけ、とはしません。
分解して外した時点で、それまでの当たりは崩れています。組み直せば、元とまったく同じ位置・同じ向きには戻りません。わずかな狂いでも、高い圧力の蒸気はそこから抜けます。
【全量式安全弁の点検・整備】
記録 分解する前に各調整部の位置を計測して記録し、合マークを行う
清掃 分解した部品を詳細に点検し、付着しているごみやさびは
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洗浄液で湿らせた布で拭き取る
すり合わせ 定盤とコンパウンドを使用して行い、弁体と弁座の共ずりはしない
同一箇所での回転のみとせず、偏心させ、全ての方向に回す
対象 分解したものは、漏れの有無にかかわらず行う
【共ずりをしないわけ】
弁体と弁座を直接こすり合わせると、両方の形が同時に崩れる
基準になる面が無くなるので、どちらが狂っているのか分からなくなります。それぞれを平らな定盤に当てて仕上げます。
【一か所で回さないわけ】
同じ向きにばかり回すと、片減りして面が傾く
偏心させ、向きを変えながら回すのは、まんべんなく当てるためです。
出典:ボイラー整備士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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