ボイラーの溶接工作に関し、次のうち適切でないものはどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第24問
ボイラーの溶接工作に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- (1)被覆アーク溶接は、被覆剤を塗った溶接棒と母材との間に発生した、アーク熱を利用する溶接方法である。
- (2)手溶接では、できるだけ下向き溶接とすることが必要である。
- (3)突合せ両側溶接では、裏溶接を行う前に裏はつりを丁寧に行う。
- (4)溶接後熱処理は、炉内加熱又は局部加熱によって行い、溶接部の残留応力を緩和するとともに、溶接部の性質を向上させる。
- (5)溶接部に生じる欠陥のうち、オーバラップや横割れは磁粉探傷試験によって探知し、融合不良や硫黄割れは目視によって探知する。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
探し方が入れ替わっています。オーバラップは表面に現れる欠陥なので目視で分かり、融合不良は内部の欠陥なので放射線透過試験や超音波探傷試験で調べます。磁粉探傷試験は、表面や表面近くの割れを見つける方法です。
【欠陥と探し方】
表面に出る欠陥 オーバラップ、アンダカットなど → 目視
表面近くの割れ → 磁粉探傷試験、浸透探傷試験
内部の欠陥 融合不良、スラグ巻込み、ブローホールなど
→ 放射線透過試験、超音波探傷試験
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【見分けの筋道】
見えるところは目で、見えないところは透かして
目で見て分かるものにわざわざ装置は要りませんし、内部に隠れたものはどれだけ見つめても見えません。
【ボイラーの溶接工作】
被覆アーク溶接 被覆剤を塗った溶接棒と母材との間に発生したアーク熱を利用する
手溶接 できるだけ下向き溶接とする
突合せ両側溶接 裏溶接を行う前に、裏はつりを丁寧に行う
溶接後熱処理 炉内加熱または局部加熱によって行い、溶接部の残留応力を
緩和するとともに、溶接部の性質を向上させる
【下向き溶接がよいわけ】
溶けた金属が重力で落ち着き、欠陥が入りにくい
上向きや横向きでは、溶けた金属が垂れます。
出典:ボイラー整備士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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