ボイラーの性能検査における水圧試験(準備、試験、後処理)に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第3問
ボイラーの性能検査における水圧試験(準備、試験、後処理)に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)水圧試験の準備では、フランジ形の安全弁及び逃がし弁は、取付け部のフランジに遮断板を当てて塞ぐ。
- (2)水圧試験の準備では、水を張る前に、空気抜弁を開き、他の止め弁を完全に閉止する。
- (3)水圧試験の準備では、水圧試験用の圧力計は、ボイラー本体に直接取り付ける。
- (4)水圧試験は、常用圧力で異状が認められないことを確認し、その後、30分程度の間に限り、水圧を上昇、降下させて、漏れの有無を調べる。
- (5)水圧試験後、異状が認められない場合は、圧力をできるだけ徐々に下げる。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
水圧試験は、所定の試験圧力まで上げて保持し、その状態で漏れや変形を調べます。常用圧力のあたりで圧力を上げ下げするのは試験になりません。
圧力の上下を繰り返すこと自体、材料に無用な負担をかけます。上げるのも下げるのも一度きり、静かに、というのが基本です。
【水圧試験の流れ】
準備 圧力計を本体に直付けする
フランジ形の安全弁・逃がし弁は、取付け部のフランジに遮断板を当てて塞ぐ
水を張る前に空気抜弁を開き、他の止め弁を完全に閉止する
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昇圧 常用圧力まで上げて異状のないことを確かめ、そこから試験圧力へ
保持 試験圧力で保持し、漏れ・変形・にじみを調べる
降圧 異状が認められない場合は、圧力をできるだけ徐々に下げる
【空気抜弁を先に開くわけ】
空気が残っていると圧力が安定せず、漏れの判定ができない
水はほとんど縮みませんが、空気はよく縮みます。空気が残ったままでは、ポンプを動かしても圧力が上がりきらず、上がっても揺れます。
【後処理】
遮断板やプラグを外し忘れないこと
外し忘れたまま運転すれば、安全弁の働かないボイラーになります。
出典:ボイラー整備士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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