ボイラーの化学洗浄作業における予備調査に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第5問
ボイラーの化学洗浄作業における予備調査に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)試料としてのスケールは、ボイラー水の停滞しやすい部分や熱負荷の低い部分から採取する。
- (2)管系統図及び実地調査により配管系統を確認し、薬液の注入用、排出用及び循環用の配管並びに薬液用ポンプの仮設位置を決定する。
- (3)止め弁などの洗浄液が触れる部分の銅合金、ニッケルクロム合金などのはめ込み又は盛り金、表面処理(浸炭、窒化、メッキなど)の有無を調べる。
- (4)試料として採取したスケールは、化学分析を行い、その成分及び性質を把握する。
- (5)洗浄作業は、被洗浄物内容積の5~20倍程度の量の水を必要とするため、水の使用可能量を調査する。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
誤っているのは「熱負荷の低い部分」です。スケールの試料は、熱負荷の高い部分から採ります。熱を強く受けるところほどスケールが厚く付き、洗浄で落としたいのもそこだからです。
ボイラー水の停滞しやすい部分から採るのは正しい採り方です。流れの悪いところにもスケールは溜まります。
熱負荷の低い部分から採ると、実際に困っている場所のスケールとは成分も厚さも違い、薬液の種類や濃度を見誤ります。
【予備調査で調べること】
スケール 試料を採り、化学分析で成分と性質を調べる
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配管系統 管系統図と実地調査で確認し、注入用・排出用・循環用の配管と
薬液用ポンプの仮設位置を決める
材質 洗浄液が触れる部分の銅合金、ニッケルクロム合金などのはめ込み、
盛り金、表面処理(浸炭、窒化、メッキなど)の有無
水量 被洗浄物内容積の5〜20倍程度の水が使えるか
【材質を先に調べるわけ】
薬液によっては、銅合金やメッキを侵してしまうため
洗って直すつもりが、別のところを傷めては元も子もありません。スケールの成分と、洗われる側の材質。この二つが薬液選びの土台です。
出典:ボイラー整備士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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