ボイラーの機械的清浄作業及び化学洗浄作業における危害防止措置に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第3問
ボイラーの機械的清浄作業及び化学洗浄作業における危害防止措置に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)化学洗浄作業では、ゴム製品、プラスチック製品などの耐薬品性のある作業衣を着用する。
- (2)ボイラー内部や煙道内に入る場合には、酸素濃度が18%以上あることを酸素濃度測定により確認し、作業中は、換気装置による通風を行う。
- (3)酸洗浄では、主として硫化水素ガスが発生するため、同ガスを安全な場所へ放出するガス放出管を設けて、疾病発生のリスクを軽減させる。
- (4)構造上、バーナの取り外しができない場合は、燃料遮断弁が完全に閉止されていることを確認し、ガスバーナの場合には、遮断弁の二次側に遮断板をいれてガスを完全に遮断する。
- (5)他のボイラーの吹出し管や安全弁からの突然の吹出しのおそれがないか確認する。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
酸洗浄で主に発生するのは水素ガスです。硫化水素ガスではありません。
酸が鉄と反応すると水素が出ます。水素は爆発範囲が広く、わずかな火花でも引火します。そのため、ガス放出管を設けて安全な場所へ逃がし、周囲では火気を使いません。
Fe + 2HCl → FeCl₂ + H₂↑
【酸洗浄で気をつけるガス】
水素 可燃性。爆発のおそれ
酸のミスト 目や気道を痛める
硫化水素は、硫黄分を含むものが酸と反応したときに出ることはありますが、「主として発生するガス」ではありません。
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【立入り前の確認】
酸素濃度が18%以上あることを測定により確認する
作業中は換気装置による通風を行う
ボイラーの内部は狭く、空気が入れ替わりません。酸素が薄いことに気づかないまま倒れる事故が起きるため、必ず測ってから入ります。
【バーナを外せないとき】
燃料遮断弁が完全に閉止されていることを確認する
ガスバーナの場合は、遮断弁の二次側に遮断板を入れてガスを完全に遮断する
弁の閉止だけに頼らず、遮断板で物理的に止めるのは水圧試験のときと同じ考え方です。
【服装】
化学洗浄作業では、ゴム製品・プラスチック製品など耐薬品性のある作業衣を着用する
【そのほかの確認】
他のボイラーの吹出し管や安全弁から、突然の吹出しのおそれがないか
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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