ボイラーの化学洗浄作業(中和防錆処理)に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第7問
ボイラーの化学洗浄作業(中和防錆処理)に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)中和防錆処理は、酸洗い後、金属表面が活性化されて発錆しやすい状態になるので、再び使用するまでの間の発錆や腐食の防止のため、防錆及び残留酸分の中和を行う。
- (2)中和防錆処理の処理条件としては、薬液温度を80~100℃に加熱昇温し、2時間程度循環するか、又は低燃焼で圧力を0.3~0.5MPaに上げて2時間保持する。
- (3)中和防錆処理では、希硫酸を中和剤として用いる。
- (4)中和防錆処理を行うときは、薬液のpHを9~10に保持する。
- (5)中和防錆処理後は、必要に応じて水洗を行うが、水洗を省略する方が良い場合がある。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
中和防錆処理に希硫酸は使いません。硫酸は酸であって、中和剤になりません。中和に使うのはアルカリ性の薬剤です。
【中和防錆処理とは】
酸洗いの後、金属表面は活性になり錆びやすい状態にある
再び使うまでの間の発錆と腐食を防ぐため、残った酸分を中和し、表面に防錆の皮膜をつくる
酸で汚れを落としたあと、裸になった鉄をそのまま放置しない、という処理です。
【処理の条件】
薬液を80〜100℃に加熱し、2時間程度循環させる
または低燃焼で圧力を0.3〜0.5MPaに上げ、2時間保持する
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薬液のpHは9〜10に保つ
pH9〜10というアルカリ側の数字が、中和剤がアルカリであることを裏づけます。酸を入れたのではこの値になりません。
【使う薬剤】
炭酸ナトリウム、アンモニア、ヒドラジンなどのアルカリ剤
【処理後】
必要に応じて水洗を行うが、水洗を省略するほうがよい場合もある
せっかくつくった防錆皮膜を洗い流してしまうことがあるためです。
【化学洗浄の流れ】
予備調査 → 脱脂 → 水洗 → 酸洗浄 → 水洗 → 中和防錆処理
最後が中和防錆処理である点を押さえてください。順番を問う出題もあります。
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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