過熱器の点検及び整備に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 第8問
過熱器の点検及び整備に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)支持金物、スペーサは、変形や損傷がないか点検する。
- (2)過熱器に設置する安全弁は、ボイラー本体の焼損防止のため、ボイラー本体の安全弁より高い圧力で作動するよう調整する。
- (3)過熱器管は、外面に損傷や変形がないか点検する。
- (4)管寄せは、内部に腐食や付着物がないか点検する。
- (5)管寄せの検査穴、掃除穴などの蓋部の密封材は、新しいものと取り替える。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
過熱器の安全弁は、ボイラー本体の安全弁より先に(低い圧力で)作動するように調整します。高い圧力に設定するのは逆です。
【なぜ先に吹かせるのか】
過熱器は、中を蒸気が流れることで冷やされています。蒸気が止まると、燃焼ガスの熱を受けたまま冷やすものがなくなり、管が焼損します。
過熱器の安全弁が先に吹く → 蒸気が流れ続ける → 過熱器が冷える
本体の安全弁が先に吹くと、蒸気は本体から抜けてしまい、過熱器に流れません。だから過熱器側を先に吹かせます。
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【安全弁の吹出し順序】
過熱器の安全弁 → ボイラー本体の安全弁
「過熱器を守るために、過熱器側を先に」と覚えてください。
【過熱器の点検項目】
支持金物、スペーサ 変形や損傷がないか
過熱器管 外面の損傷や変形がないか、内部に腐食や付着物がないか
管寄せ 内部に腐食や付着物がないか
耐火材、バッフル 過熱器管が貫通する部分の損傷、割れ、脱落がないか
【管寄せの蓋部】
検査穴、掃除穴などの蓋部の密封材は、点検後に新しいものと取り替える
一度つぶれた密封材は元の形に戻りません。使い回すと漏れの原因になります。
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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