ボイラーの漏止め溶接法による溶接修繕について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第10問
ボイラーの漏止め溶接法による溶接修繕について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)漏止め溶接は、管取付部の漏れを防止するために行う。
- (2)煙管の取付部は、高温ガスによる熱影響があるので、漏止め溶接をすることができない。
- (3)水管の取付部は漏止め溶接を行うことができる。
- (4)可燃性物質などを熱媒として用いるボイラーでは、漏止め溶接を行い、さらに軽くころ広げを行う。
- (5)漏止め溶接部ののど厚は、できるだけ小さくする。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
煙管の取付部にも、漏止め溶接を行うことができます。「高温ガスによる熱影響があるのでできない」という決まりはありません。
【ほかの選択肢】
(1) 漏止め溶接は、管取付部の漏れを防止するために行う 正しい
(3) 水管の取付部は漏止め溶接を行うことができる 正しい
(4) 可燃性物質などを熱媒として用いるボイラーでは、漏止め溶接を行い、さらに軽くころ広げを行う 正しい
(5) 漏止め溶接部ののど厚は、できるだけ小さくする 正しい
【漏止め溶接とは】
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強さを受け持たせるためではなく、漏れを止めるためだけの溶接
管を拡管して取り付けたあと、そのすき間からにじむのを止めます。水管、煙管、過熱管、再熱管など、管の種類でできる・できないが分かれることはありません。
【可燃性物質を熱媒にするボイラー】
漏れれば火災になる
だから、漏止め溶接をしたうえに、さらに軽くころ広げを行って、二重に密着させます。ふつうは「ころ広げ → 溶接」の順ですが、ここは「溶接 → さらにころ広げ」です。
【のど厚を小さくするわけ】
厚く盛ると、入熱が増えて母材が傷む
溶接後熱処理をしないので、熱の影響はできるだけ小さくします。また、大きく盛ると、そこに応力が集中する形になります。
【溶接後熱処理を省略できるわけ】
のど厚が小さく、入熱も残留応力も小さい
【熱媒ボイラーとは】
水ではなく、油などを熱媒として循環させるボイラー
出典:普通ボイラー溶接士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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