ボイラーのステーの溶接による取付けに関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第7問
ボイラーのステーの溶接による取付けに関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)管ステーは、溶接前に軽くころ広げを行う。
- (2)管ステーの溶接の脚長は4mm以上、かつ、管の厚さ以上とする。
- (3)管ステーの厚さは、4mm以上とする。
- (4)ガセットステーの胴板への取付けは、K形溶接、レ形溶接又は両側すみ肉溶接とする。
- (5)ガセットステーの鏡板への取付けは、主として両側すみ肉溶接とする。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
ガセットステーの鏡板への取付けは、両側すみ肉溶接ではなく、K形溶接またはレ形溶接とします。開先を取って板の厚さいっぱいまで溶かし込む、完全溶込み溶接です。
【取り付ける相手による違い】
胴板へ取り付ける K形溶接、レ形溶接または両側すみ肉溶接
鏡板へ取り付ける K形溶接またはレ形溶接
胴の側はすみ肉溶接でもよいのに、鏡板の側は認められていません。
【ほかの選択肢】
(1) 管ステーは、溶接前に軽くころ広げを行う 正しい
(2) 管ステーの溶接の脚長は4mm以上、かつ、管の厚さ以上 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 管ステーの厚さは、4mm以上 正しい
(4) ガセットステーの胴板への取付けは、K形溶接、レ形溶接または両側すみ肉溶接 正しい
【鏡板の側が厳しいわけ】
鏡板は、圧力で膨らもうとする力を正面から受ける板
その力がガセット板の付け根に集まります。すみ肉溶接は、のど厚の分しか力を受け持てず、継手の根元には溶け込んでいない部分が残ります。そこが割れの起点になります。
【ころ広げをするわけ】
管と管板のすき間をなくしてから溶接する
すき間が残っていると、溶接金属が吸い込まれたり、あとから水がしみ込んで腐食したりします。
【脚長の決め方】
4mm以上、かつ、管の厚さ以上
二つの条件を両方満たす必要があります。管が厚ければ、脚長もそれに合わせて大きくします。
【ステーの役目】
平らな板は圧力で膨らむので、支える
丸い胴は圧力に強い形ですが、鏡板や管板の平らな部分は弱く、そこをステーで持たせます。
出典:普通ボイラー溶接士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第7問ボイラーのステーの溶接による取付けについて、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第6問次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第10問ボイラーの漏止め溶接法による溶接修繕について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第9問切り取り当て金溶接法(ボイラーの溶接修繕)に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第8問ボイラーの胴の溶接継手において、重ね溶接を行ってはならない部分は、次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第7問ボイラーのステーの溶接による取付けについて、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

