鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の溶接部に対する放射線検査について、その内容が法令に定められていないものは次のうちど…
関係法令 第40問
鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の溶接部に対する放射線検査について、その内容が法令に定められていないものは次のうちどれか。
- (1)胴及び鏡板の長手継手、周継手等は、原則としてその全長について放射線検査を行わなければならない。
- (2)周継手の放射線検査に合格した胴の長手継手であって、周継手を溶接したボイラー溶接士が周継手を溶接した方法と同一の方法で溶接を行ったものは、放射線検査を省略することができる。
- (3)裏当てを使用した突合せ片側溶接にあっては、裏当てが放射線検査の障害にならない限り、裏当てを残したまま放射線検査を行うことができる。
- (4)放射線検査の結果、合格基準の要件を具備しない場合には、その原因となったきずの部分を完全に除去して再溶接し、再び放射線検査を行い、その結果が合格基準の要件を具備しなければならない。
- (5)放射線検査は、原則として、母材の種類に応じた日本産業規格によって行い、その結果は、第1種から第4種までのきずが透過写真によるきずの像の分類方法による1類又は2類でなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが法令に定められていません。
省略できるのは、長手継手の放射線検査に合格した胴の周継手のほうです。この選択肢は、長手と周が入れ替えてあります。
正しくは「長手継手の放射線検査に合格した胴の周継手であって、その長手継手を溶接したボイラー溶接士が、長手継手を溶接した方法と同一の方法で溶接を行ったもの」は、省略できます。
【ほかの選択肢】
(1) 胴及び鏡板の長手継手、周継手等は、原則としてその全長に
ついて放射線検査を行う 正しい
(3) 裏当てが検査の障害にならない限り、裏当てを残したまま
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放射線検査を行うことができる 正しい
(4) 合格基準を満たさない場合は、原因となったきずを完全に除去して
再溶接し、再び放射線検査を行う 正しい
(5) 放射線検査の結果は、第1種から第4種までのきずが
1類又は2類でなければならない 正しい
【なぜ長手が先なのか】
長手継手は、周方向の応力を受ける。胴でいちばん厳しい継手
その厳しいほうが検査に合格し、同じ溶接士が同じやり方で周継手を溶接したのなら、周継手も大丈夫だろう、という筋道です。順序を逆にすると、この理屈が成り立ちません。
長手継手が合格 → 周継手は省略できる (正しい向き)
周継手が合格 → 長手継手を省略 (できない)
厳しいほうから、ゆるいほうへしか、話は及びません。
【もう一つの省略】
厚さ19mm未満の鋼板で作られた胴の、長手継手以外の溶接継手
こちらも、長手継手は省略の対象外です。
【合格の基準】
第1種から第4種までのきずが、1類又は2類であること
出典:特別ボイラー溶接士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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