ボイラーの切り取り当て金溶接法による溶接修繕について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第9問
ボイラーの切り取り当て金溶接法による溶接修繕について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)切り取り当て金溶接法は、損傷部分を切除し、切り取り穴に同材質で同板厚以上の当て金を当てて、重ね溶接を行う方法である。
- (2)切り取り当て金溶接は、溶接箇所が火炎の放射熱を受ける部分には行わない。
- (3)当て金の厚さは、切り取った板の厚さ以上とし、重ね部の幅は、切り取り部の板の厚さの2倍以上とする。
- (4)当て金は、切り取り部の直径又は最長径が200㎜を超える場合には、圧力の作用する側に当てる。
- (5)溶接を行う前には、原則として予熱を行う。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
重ね部の幅は、切り取り部の板の厚さの2倍以上ではなく、4倍以上(最小25mm)です。
当て金の厚さは、切り取った板の厚さ以上とする、という前半は正しく、重ね部の数字だけが違っています。
【ほかの選択肢】
(1) 切り取り当て金溶接法は、損傷部分を切除し、切り取り穴に
同材質で同板厚以上の当て金を当てて、重ね溶接を行う方法
正しい
(2) 切り取り当て金溶接は、溶接箇所が火炎の放射熱を受ける部分には
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行わない 正しい
(4) 当て金は、切り取り部の直径または最長径が200㎜を超える場合には、
圧力の作用する側に当てる 正しい
(5) 溶接を行う前には、原則として予熱を行う 正しい
【重ね部を4倍以上とするわけ】
重ねた面で力を受け渡すので、長さが足りないと抜ける
薄いほうの板厚を基準にし、最小25mmという下限も付いています。「2倍」と書き替えた選択肢が、年度をまたいで繰り返し出ます。
【火炎の放射熱を受ける部分に行わないわけ】
重ね部のすき間に燃焼ガスが入り、そこから焼ける
重ね継手には、どうしても閉じたすき間が残ります。
【圧力の作用する側に当てるわけ】
内圧が当て金を穴へ押し付ける向きに働く
反対側に付けると、圧力が当て金をはがす向きに働きます。大きな穴ほどこの力が効くので、200㎜を超える場合に決められています。
【二つの修繕法の違い】
切り取り当て金溶接法 当て金を当てて重ね溶接する
切り継ぎ溶接法 継ぎ板をはめて突合せ溶接する
【予熱を行うわけ】
修繕は、冷えた大きな母材の一部分だけをあたためる
熱がまわりへ逃げやすく、急冷されやすいので、予熱が大事です。
出典:特別ボイラー溶接士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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