溶接部に対して行われる破壊試験について、適切でないものは次のうちどれか。…

溶接部の検査方法の概要に関する知識 第28問

溶接部に対して行われる破壊試験について、適切でないものは次のうちどれか。

正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。 破面試験は、溶接部の一部を破断してできる破面について、ブローホール、スラグの巻込みなどの欠陥の有無を調べる試験です。疲労特性や疲れ限度を調べるものではありません。 疲れ限度を調べるのは疲労試験です。 【ほかの選択肢】 (1) 化学分析試験は、溶接部の化学成分を調べるもので、ステンレス鋼   の溶接棒で炭素鋼表面を肉盛りする場合などに行われる 正しい (2) 衝撃試験は、溶接部のじん性またはぜい性を調べるもの 正しい (4) 溶接割れ試験は、溶接部の割れ感受性を調べるもの  正しい
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(5) 金属組織のマクロ試験は、溶接部の断面または表面を研磨し、   腐食液で処理して、肉眼で溶込み、熱影響部、欠陥などの状態を   調べるもの                    正しい 【おもな破壊試験と、調べるもの】 引張試験   引張強さ、伸び 曲げ試験   延性 衝撃試験   じん性(ぜい性) 疲労試験   疲れ限度(繰り返し荷重への耐え方) 硬さ試験   熱影響部の硬化の程度 マクロ試験  断面の溶込み、欠陥(肉眼または低倍率) ミクロ試験  組織(顕微鏡) 破面試験   破断面の欠陥 化学分析試験 化学成分 溶接割れ試験 割れ感受性 試験の名前と、調べるものを一対一で覚えるのがいちばん確実です。 【破面試験の使いどころ】 曲げ試験や引張試験で破断した面を、そのまま観察することもある わざわざ折って中を見る、という単純な方法ですが、ブローホールやスラグ巻込みはよく分かります。 【化学分析試験が肉盛りで要るわけ】 母材が溶けて混ざると、溶接金属の成分が薄まる(希釈) ステンレスで肉盛りしても、炭素鋼が混ざりすぎれば耐食性が出ません。成分を確かめる必要があります。

出典:特別ボイラー溶接士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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