ボイラーの胴の溶接方法に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか…

ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第6問

ボイラーの胴の溶接方法に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 胴、鏡板を溶接する場合には、下向溶接を原則とし、変更又は修繕のときの溶接において、下向溶接が困難な場合には、下向以外の溶接姿勢で行っても良い。B 厚さの異なる板の突合せ溶接をする場合には、継手面の許容最大食違い量は、薄い方の板の呼び厚さが13㎜未満のときは、その厚さの1/2を超えない値とすること。C 厚さが異なる板を突合せ溶接する場合には、テーパ部の必要な長さは片側面における板厚の差の3倍以上とする。D 厚さの異なる胴と鏡板とを突合せ溶接する場合には、中心線を規定の範囲内で合わせて両面にこう配を設ける方法が一般的であるが、片側こう配とすることもできる。E 裏当てを用いる突合せ片側溶接継手では、裏当てが残っているものは、裏当てが残っていないものに比べ、溶接継手の効率は高い。

正答 (2)
正答は (2)。A,C,D が適切です。 【適切なもの】 A 胴、鏡板を溶接する場合には、下向溶接を原則とし、変更または   修繕のときに下向溶接が困難な場合には、下向以外の姿勢でも差し支えない C 厚さが異なる板を突合せ溶接する場合、テーパ部の必要な長さは   片側面における板厚の差の3倍以上とする D 厚さの異なる胴と鏡板とを突合せ溶接する場合には、中心線を   規定の範囲内で合わせて両面にこう配を設ける方法が一般的だが、片側こう配とすることもできる 【BとEの誤り】
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B 継手面の許容最大食違い量は、薄い方の板の呼び厚さが13㎜未満の   とき、その厚さの1/4を超えない値。1/2ではない E 裏当てが残っているものは、残っていないものに比べて   溶接継手の効率は低い 【下向溶接を原則とするわけ】 溶けた金属が重力で落ち着き、スラグも浮きやすい いちばん品質がそろう姿勢です。工場では品物を回して下向きにしますが、現場での修繕ではそうもいきません。 【テーパを付けるわけ】 厚さが急に変わると、そこに応力が集中する 厚いほうを削ってなだらかにつなぎます。板厚の差の3倍以上の長さをかけて、ゆるやかに落とします。 【裏当てが残ると効率が下がるわけ】 裏当てと母材の間に、溶けていないすき間が残る そのすき間が切欠きとして働きます。溶接継手の効率は、「両側突合せ溶接、またはこれと同等とみなされる片側突合せ溶接」がいちばん高く、「裏当金を残す片側突合せ溶接」は低くなります。 【食違い(目違い)の許容値】 薄い方の板厚が13㎜未満 → その厚さの1/4以下 段が残れば、そこで力の流れが折れ曲がり、曲げ応力が生じます。

出典:特別ボイラー溶接士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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