図のように天井クレーンで荷Wをつり、両側のレールが受ける力がそれぞれ294kNと196kNであるとき、レール間の距離Lの…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第32問
図のように天井クレーンで荷Wをつり、両側のレールが受ける力がそれぞれ294kNと196kNであるとき、レール間の距離Lの値は(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
- (1)10m
- (2)11m
- (3)13m
- (4)14m
- (5)15m
正答 (5)
正答は (5)。Lは15mです。
支点が二つある梁では、荷に近い支点ほど大きな力を負担します。左のレールが294kN、右が196kNなので、荷は左寄りにあります。
【荷にかかる力】
294 + 196 = 490kN
【モーメントのつり合い】
荷は右のレールから9mの位置にあります。左のレールから荷までは(L − 9)mです。左のレールを軸にすると、
196 × L = 490 × (L − 9)
196L = 490L − 4410
294L = 4410
L = 15m
解説の続きをみる続きを閉じる
【確かめ算】
L = 15 なら、荷は左から6m、右から9m
左のレール 490 × 9 ÷ 15 = 294kN
右のレール 490 × 6 ÷ 15 = 196kN
与えられた値と一致します。
【比で解いてもよい】
294 : 196 = 3 : 2
支点の負担は、荷から見て反対側の支点までの距離に比例します。左が3、右が2なので、荷は左から2、右から3の位置。右から9mが「3」に当たるので、1あたり3m。全体は5つ分で15mです。
【遠いほうの距離を使うわけ】
てこは、腕が長いほど小さい力でつり合う
荷から遠い支点ほど、負担する力は小さくなります。
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「クレーンの運転のために必要な力学に関する知識」のほかの問題
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第35問荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第33問物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第31問力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第39問クレーンに使用される鉄鋼材料(以下、本問において「材料」という。)の強さ、応力、変形など
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第36問図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第35問物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク


