クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
クレーンに関する知識 第7問
クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)グリースの給油方法には、グリースカップ式、グリースガン式、集中給油式などがある。
- (2)グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。
- (3)ワイヤロープは、シーブ通過による繰り返し曲げを受ける部分、ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検する。
- (4)ワイヤロープには、摩耗や腐食を防ぐため、ロープ専用のグリースを塗布する。
- (5)集中給油式の給油方式は、ポンプから給油管、分配管及び分配弁を通じて、各給油箇所に一定量の給油を行う方式である。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
グリースカップ式は、自動ではありません。カップにグリースを詰めておき、ふたを手でねじ込んで押し出す方式です。自動で圧送されるのは集中給油式のほうです。
定期的に人がふたを回さなければ、グリースは出ていきません。「給油の手間がかからない」は、まったく逆になります。
【クレーンの給油及び点検】
給油方法 グリースカップ式、グリースガン式、集中給油式などがある
集中給油式 ポンプから給油管、分配管及び分配弁を通じて、
各給油箇所に一定量の給油を行う
解説の続きをみる続きを閉じる
ワイヤロープの点検 シーブ通過による繰り返し曲げを受ける部分、
ロープ端部の取付け部分などに重点を置く
ワイヤロープの給油 摩耗や腐食を防ぐため、ロープ専用のグリースを塗布する
【重点を置く場所が決まっているわけ】
傷むところは、決まっている
シーブを何度も通る部分は、曲げが繰り返されて素線が切れます。端末の取付け部は、力が集中します。全体を漫然と見るより、傷む場所を先に見るほうが確実です。
【ロープ専用のグリースを使うわけ】
素線の間にしみ込んで、そこにとどまる必要がある
さらさらした油では流れ落ちてしまい、内部にとどまりません。外から見える部分だけでなく、ロープの中まで守ります。
【給油されたことの確かめ方】
給油部分から古い油が押し出されている状態を見る
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「クレーンに関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第7問クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第5問ボルトの締め付けや緩み止めに用いられる部品名とその図の組合せとして、適切でないものは(1
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第3問次の図はクレーンなどで最も多く用いられるフィラー形のワイヤロープの構造を示したものである
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第1問クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第9問クレーンのトロリ及び作動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第7問図において、電動機の回転軸に固定された歯車Aが電動機の駆動により回転し、これにかみ合う歯
スポンサーリンク

