クレーンに係る設置、検査及び検査証に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。…
関係法令 第19問
クレーンに係る設置、検査及び検査証に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。ただし、計画の届出に係る免除認定を受けていない場合とする。
- (1)つり上げ荷重3t以上のクレーンを設置しようとする事業者は、当該工事の開始の日の30日前までに、クレーン設置届を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
- (2)定格荷重が200tをこえるクレーンの落成検査における荷重試験は、定格荷重に25tを加えた荷重の荷をつって、つり上げ、走行、旋回、トロリの横行等の作動を行うものとする。
- (3)転倒するおそれのあるクレーンの落成検査における安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、逸走防止装置、レールクランプ等の装置を作用させずに、安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行うものとする。
- (4)クレーン検査証の有効期間は、原則として2年であるが、所轄労働基準監督署長は、落成検査の結果により当該期間を2年未満とすることができる。
- (5)クレーン検査証を受けたクレーンを設置している者に異動があったときは、クレーンを設置している者は、当該異動後10日以内に、クレーン検査証書替申請書にクレーン検査証を添えて、所轄労働基準監督署長に提出し、書替えを受けなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
定格荷重が200tをこえるクレーンの落成検査における荷重試験は、定格荷重に25tではなく50tを加えた荷重の荷をつって行います。
【荷重試験の荷重】
原則 定格荷重の1.25倍に相当する荷重
200t超 定格荷重に50tを加えた荷重
1.25倍では、200tを超えると加える量が50tより大きくなってしまい、試験そのものが難しくなります。そこで加算に切り替えます。
【ほかの選択肢】
(1) つり上げ荷重3t以上のクレーンを設置しようとする事業者は、
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工事開始の日の30日前までにクレーン設置届を提出する 正しい
(3) 転倒するおそれのあるクレーンの落成検査における安定度試験は、
定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、逸走防止装置、レールクランプ等の装置を作用させずに、安定に関し最も不利な
条件で地切りすることにより行う 正しい
(4) 検査証の有効期間は原則として2年。所轄労働基準監督署長は、
落成検査の結果により当該期間を2年未満とすることができる 正しい
(5) 設置している者に異動があったときは、異動後10日以内に書替え 正しい
【装置を作用させずに試すわけ】
クレーンそのものの据わりを確かめたい
逸走防止装置やレールクランプで押さえてしまうと、倒れないのがクレーンの安定によるものか、装置によるものか分かりません。
【1.25と1.27】
荷重試験 1.25倍(強さを見る)
安定度試験 1.27倍(転倒しないかを見る)
並べて覚えておくと取り違えません。
【「最も不利な条件」とは】
いちばん倒れやすい向き・作業半径にすること
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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