物体の運動に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第36問
物体の運動に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)等速直線運動をしている物体の移動した距離をL、その移動に要した時間をTとすれば、その速さVは、V=L×Tで求められる。
- (2)物体が一定の加速度で加速し、その速度が10秒間に10m/sから35m/sになったときの加速度は、25m/s²である。
- (3)運動している物体には、外から力が作用しない限り、静止している状態に戻ろうとする性質があり、この性質を慣性という。
- (4)物体が円運動をしているとき、遠心力は、向心力に対して力の大きさが等しく方向が反対である。
- (5)運動している物体の運動の方向を変えるのに要する力は、物体の質量が小さいほど大きくなる。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
物体が円運動をしているとき、遠心力は、向心力に対して力の大きさが等しく方向が反対です。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 速さVは、V = L ÷ T。掛け算ではない
(2) 加速度は (35 − 10) ÷ 10 = 2.5m/s²。25ではない
(3) 慣性は、そのままの運動状態を続けようとする性質。
静止している状態に戻ろうとする性質ではない
(5) 運動の方向を変えるのに要する力は、物体の質量が大きいほど
大きくなる
【慣性とは】
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動いているものは動き続け、止まっているものは止まり続けようとする
走っているクレーンを止めても荷が振れ続けるのは、荷が動き続けようとするからです。止まる向きに戻ろうとしているのではありません。
【質量が大きいほど動かしにくい】
同じ加速度を与えるのに、大きな力が要る
力 = 質量 × 加速度
向きを変えることも、速度を変えることの一つです。重い荷ほど、振れを止めるのに大きな力が要ります。
【向心力と遠心力】
向心力 円の中心へ引っぱる力(実際に働いている力)
遠心力 その反対向きに感じる力
旋回中のクレーンで荷が外へ振れるのは、この組合せによるものです。旋回は、ゆっくり始めてゆっくり止めます。
【速さの式】
V = L ÷ T
距離を時間で割る。掛けると、遠くへ行くほど、時間がかかるほど速いことになってしまいます。
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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