遺産分割前に家庭裁判所の判断を経ないで預貯金の払戻しが受けられる制度では、各共同相続人は、単独で、相続開始時の遺産に属す…

第1問(語句の選択) (17)

遺産分割前に家庭裁判所の判断を経ないで預貯金の払戻しが受けられる制度では、各共同相続人は、単独で、相続開始時の遺産に属する個々の預貯金債権額の( ㋐ )に当該共同相続人の法定相続分を乗じた額(現状、金融機関ごとの払戻限度額は( ㋑ )万円)まで払戻しを受けることができる。

正答 (3)
正答は (3)。㋐3分の1、㋑150 の組合せです。 2019年7月に始まった遺産分割前の預貯金の払戻し制度(民法909条の2)では、各共同相続人は、家庭裁判所の判断を経ずに、単独で一定額までの払戻しを受けられます。 ㋐ 払戻しを受けられるのは、相続開始時の預貯金債権の額(口座ごと)の3分の1に、その相続人の法定相続分を掛けた額です。 ㋑ ただし、1つの金融機関ごとに150万円が上限です(法務省令で定める額)。 【計算例】 預金600万円、相続人が子2人(法定相続分各2分の1)の場合
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600万円×1/3×1/2=100万円まで、1人で払戻しを受けられます。 【ほかの選択肢】 (1) ㋑「300」が違います。 誤り (2) ㋐「4分の1」が違います。 誤り (4) ㋐「4分の1」と㋑「300」が違います。 誤り 【あわせて覚える】 この制度で払い戻された預貯金は、その相続人が遺産の一部分割で取得したものとみなされます。 150万円を超える資金が必要なときは、家庭裁判所の保全処分(仮分割の仮処分)を使う方法があります。

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 金融窓口サービス技能検定 2級学科試験 2021年1月 (17)出典元ページ

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