金融商品取引法上の行為規制に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
第2問(記述の選択) (26)
金融商品取引法上の行為規制に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)金融商品取引業者等が、「1年後には必ず今より円安になる」と顧客に伝えて金融商品取引契約の締結を勧誘する行為は、顧客が当該取引契約を締結しなければ、断定的判断の提供等に該当しない。
- (2)金融商品取引業者等が、金融商品取引契約について、第三者をして顧客に対する特別の利益の提供を約束させる行為は、実際には第三者が特別の利益の提供を行わなかったとしても、禁止行為に該当する。
- (3)顧客が、金融商品取引業者等に対して、金融商品取引契約の締結前に、今後顧客に生じうる損失を補塡するよう約束させる行為は、損失補塡等の禁止行為に該当する。
正答 (1)
正答は (1)。これが不適切です。
断定的判断の提供等の禁止(金融商品取引法第38条第2号)は、不確実なことを確実であるかのように告げて「勧誘する行為」そのものを禁じています。「1年後には必ず円安になる」と伝えて勧誘した時点で違反となり、顧客が契約を結んだかどうかは関係ありません。
【ほかの選択肢】
(2) 金融商品取引契約について、顧客に特別の利益を提供することを約束したり、第三者に約束させたりする行為は、禁止されています(内閣府令)。約束させること自体が禁止行為なので、実際に提供されなかったとしても該当します。 適切
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(3) 損失補填等の禁止は、業者からの申込み・約束・提供だけでなく、顧客の側から業者に損失補填を要求して約束させたり、提供を受けたりすることも禁じています(同法第39条第2項)。 適切
【損失補填等の禁止のポイント】
事前の約束・事後の約束・実際の提供のいずれも禁止
業者だけでなく顧客の要求も禁止
事故(業者の違法・不当な行為)による損失を、確認を受けたうえで補填する場合などは例外
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 金融窓口サービス技能検定 2級学科試験 2023年5月 (26)出典元ページ
最終更新日
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