機械集材装置の主索緊張度の検定に関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。…
機械集材装置及び運材索道に関する知識 第10問
機械集材装置の主索緊張度の検定に関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。A 検定は、原則として主索が無負荷の状態で行うが、作業の途中で検定を行うときには、搬器をどちらかの支点に引き寄せ、ロージングブロック、重錘などを地上に下ろし、作業索を完全に緩めて、無負荷索に近い状態にして行う。B 索の傾斜角を測定する方法では、上部又は下部支点でそれぞれ主索の接線傾斜角を測定し、その値から支間傾斜角及び原索中央垂下比を求める。C 振動波による方法は、主索の平均張力が索の1m当たりの質量と振動波の速度の積に比例することを利用している。D 張力計を用いて索の緊張度を測定するには、張力が最も大きい値となる下部支点の主索又は引締索に張力計を取り付ける。
- (1)A,B,D
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C,D
- (5)C,D
正答 (5)
正答は (5)。C,D が適切でありません。
【適切でないもの】
C 振動波による方法は、主索の平均張力が索の1m当たりの質量と
振動波の速度の2乗の積に比例することを利用しています。
「速度の積」ではありません
D 最大張力が生じるのは上部支点です。「下部支点」では
ありません
【適切なもの】
A 検定は原則として無負荷の状態で行うが、作業の途中で行う
ときは、搬器をどちらかの支点に引き寄せ、ロージング
ブロックや重錘を地上に下ろし、作業索を完全に緩めて、無負荷索に近い状態にして行う
解説の続きをみる続きを閉じる
B 索の傾斜角を測定する方法では、支点でそれぞれ主索の
接線傾斜角を測定し、その値から支間傾斜角及び原索
中央垂下比を求める
【振動波の速度と張力】
張った索ほど、波が速く伝わる
張力 = 索の1m当たりの質量 × 速度の2乗
ギターの弦と同じ理屈です。2乗で効くので、速度がわずかに違っても張力は大きく変わります。
【最大張力が上部支点に出るわけ】
上の支点ほど、下にぶら下がる索の重さを多く背負う
坂道でロープを張れば、上側のほうが強く引かれます。張力計を取り付けるなら、いちばん大きな値が出る上部支点です。
【なぜ無負荷で行うか】
荷がかかっていると、たわみが荷の重さで変わる
比べるものさしにならないので、荷を下ろし、作業索を緩めてから測ります。重錘やロージングブロックも地上に下ろすところまでが手順です。
【接線傾斜角と支間傾斜角】
接線傾斜角 支点で主索に沿う向き(接線)の傾き
支間傾斜角 上部支点と下部支点を結ぶ直線の傾き
支点で測れるのは接線のほうです。そこから支間傾斜角と原索中央垂下比を計算します。Bはその順序を正しく述べています。
【四つの方法】
張力計 / 測量 / 振動波 / 索の傾斜角
出典:林業架線作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「機械集材装置及び運材索道に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第10問機械集材装置の主索緊張度の検定に関し、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第8問ワイヤロープに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれ
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第6問図の機械集材装置の索張り方式は、次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問機械集材装置の自走式搬器に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第2問機械集材装置の索、支柱及び搬器に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第10問機械集材装置の主索緊張度の検定に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

