物体に作用する力に関し、適切でないものは次のうちどれか。…
林業架線作業に必要な力学に関する知識 第32問
物体に作用する力に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)力を図で表す場合、力の作用点から力の向きに力の大きさに比例した長さの線分を書き、力の向きを矢印で示す。
- (2)物体に作用する力は、その作用する点を作用線上の物体の任意の位置に移しても、その働きは変わらない。
- (3)物体に作用する一つの力を、互いにある角度を持つ二つ以上の力に分けることを力の分解という。
- (4)物体の一点に同じ大きさの二つの力が直角に作用するとき、二つの力の合力の大きさは、その一つの力の大きさの2倍となる。
- (5)力の作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが等しく、向きが反対である。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
同じ大きさの二つの力が直角に作用するときの合力は、一つの力の約1.41倍(√2倍)です。2倍ではありません。
【計算】
力の大きさを1とすると合力 = √(1² + 1²) = √2 = 約1.41
【合力が2倍になるのは】
二つの力が同じ向きのとき(角度0°)
角度が開くほど、合力は小さくなります。
0° 2倍
60° 1.73倍
90° 1.41倍
120° 1倍
180° 0
2倍を超えることはありませんし、直角なら1.41倍です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 力を図で表す場合、作用点から力の向きに、大きさに比例した
長さの線分を書き、向きを矢印で示す 適切
(2) 力の作用点を作用線上の任意の位置に移しても、働きは
変わらない 適切
(3) 一つの力を、互いにある角度を持つ二つ以上の力に分けることを
力の分解という 適切
(5) 力の作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが等しく、
向きが反対である 適切
【力の三要素】
大きさ / 向き / 作用点
図に表すときは、長さで大きさを、矢印で向きを、始点で作用点を表します。(1)はそのことを述べています。
【作用線の上なら動かしてよい】
同じ作用線の上で力の位置をずらしても、効果は変わらない
作用線から外れると変わります。
【合成と分解】
合成 いくつかの力を一つにまとめる
分解 一つの力をいくつかに分ける
斜面の問題で、重量を斜面に平行な力と垂直な力に分けるのが分解です。
【作用と反作用】
同一直線上 / 大きさが等しい / 向きが反対
出典:林業架線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「林業架線作業に必要な力学に関する知識」のほかの問題
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第32問物体に作用する力に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第40問直径1cmの鋼線の先端に質量200kgの荷をつり下げるとき、鋼線に生じる引張応力の値に最
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第38問物体の運動に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第36問物体の重心及び安定に関するA~Dの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれ
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第34問図のように、質量1tの荷を2本のスリングを用いて、スリングの角度30°でつるとき、1本の
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第32問物体に作用する力に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
スポンサーリンク

