機械集材装置の自走式搬器に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
機械集材装置及び運材索道に関する知識 第4問
機械集材装置の自走式搬器に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)自走式搬器は、架線設備が簡単で副作業が少なく、架設・撤去が容易で、小規模で短距離の集材作業に使用されることが多い。
- (2)自走式搬器は、横取り作業もある程度可能で、間伐や択伐での集材作業にも使用される。
- (3)自走式搬器の索張りは、基本的には搬器を支える主索及び搬器の走行に用いる走行索で構成されるが、より簡易なものもある。
- (4)自走式搬器は、エンジン、走行装置及び荷つり用ドラムを搬器に内蔵し、走行と荷の上げ・下げを無線操作によって行う。
- (5)自走式搬器は、一般に、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンで発生させた動力を、減速機、クラッチなどを介して、走行用ドラムや荷つり用ドラムに伝えて動かす構造である。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
自走式搬器は、エンジンの動力を油圧(油圧ポンプと油圧モータ)を介して走行用ドラムや荷つり用ドラムに伝えるのがふつうです。減速機やクラッチを介した機械式ではありません。
搬器そのものに載せる装置なので、軽く、小さくまとめる必要があります。油圧なら、配置の自由がきき、力の加減もしやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 架線設備が簡単で副作業が少なく、架設・撤去が容易で、
小規模で短距離の集材作業に使用されることが多い 適切
(2) 横取り作業もある程度可能で、間伐や択伐での集材作業にも
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使用される 適切
(3) 索張りは、基本的には主索及び走行索で構成されるが、より
簡易なものもある 適切
(4) エンジン、走行装置及び荷つり用ドラムを搬器に内蔵し、走行と
荷の上げ・下げを無線操作によって行う 適切
【自走式搬器】
搬器にエンジン、走行装置、荷つり装置を組み込んだもの
集材機から索で引っ張るのではなく、搬器が自分で走ります。だから、走らせるための動索が少なくて済みます。
【短距離向きなわけ】
搬器に積めるエンジンの力には限りがある
設備が簡単で架設・撤去が楽なので、小規模な現場に向きます。「長距離」と書いた選択肢が別の回に出ますが、逆です。
【横取りができる】
荷つり用ドラムで索を繰り出せば、主索から外れた荷も寄せられる
間伐や択伐のように、荷が散らばっている現場にも使えます。
【無線操作】
電波は著しく微弱で、到達距離が短い
微弱な電波は免許や許可が要りません。そのかわり遠くからは操作できないので、荷掛け者と荷外し者がそれぞれ送信機を持ち、手元でその場で操作する形になります。
【索が静索であることの値打ち】
擦れ合いが少なく索が長持ちし、内角側の危険も少ない
出典:林業架線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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