物体の運動に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
林業架線作業に必要な力学に関する知識 第38問
物体の運動に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)物体の運動の速い遅いの程度を示す量を速さといい、単位時間に物体が移動した距離で表す。
- (2)物体が円運動をしているとき、物体には円の外に飛び出そうとする見かけの力である遠心力が働く。
- (3)物体が一定の加速度で加速し、その速度が2秒間に0m/sから20m/sになったときの加速度は、5m/s²である。
- (4)静止している物体を動かしたり、運動している物体の速度を変えるためには力が必要である。
- (5)運動している物体の運動の方向を変えるために要する力は、物体の質量が大きいほど大きくなる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
2秒間に毎秒0mから毎秒20mになったときの加速度は、毎秒毎秒10mです。5ではありません。
【計算】
速度の変化 20 - 0 = 20
加速度 = 20 ÷ 2 = 10
加速度 = 速度の変化 ÷ かかった時間。もとの速度が0なので、20をそのまま2で割ります。
【ほかの選択肢】
(1) 運動の速い遅いの程度を示す量を速さといい、単位時間に物体が
移動した距離で表す 適切
(2) 円運動をしているとき、物体には円の外に飛び出そうとする
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見かけの力である遠心力が働く 適切
(4) 静止している物体を動かしたり、速度を変えたりするためには
力が必要である 適切
(5) 運動の方向を変えるために要する力は、物体の質量が大きい
ほど大きくなる 適切
【もとの速度が0のとき】
20 - 0 = 20
引き算を忘れても答えが変わりません。それだけに、「10m毎秒から20m毎秒」という設問との違いに気づかないまま、5としてしまいがちです。別の回では、もとの速度が10のものが出ており、そちらの答えが5です。数字をよく見ます。
【遠心力が「見かけの力」なわけ】
回っている物体と一緒に動く立場から見ると、外へ押される感じがする
外から見れば、実際に働いているのは中心へ引く力(向心力)だけです。だから「見かけの力」と呼ばれます。
【(5)のわけ】
力 = 質量 × 加速度
同じだけ向きを変える(同じ加速度を与える)なら、質量が大きいほど大きな力が要ります。重いつり荷ほど、振れを止めにくいのはこのためです。
【慣性】
外から力が働かなければ、今の状態を続けようとする性質
出典:林業架線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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