機械集材装置の控索に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
林業架線作業に関する知識 第13問
機械集材装置の控索に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)控索は、支柱に2回以上巻き付け、端末にアイがあるときはシャックルを用い、端末にアイがないときはクリップを用いて支柱に取り付ける。
- (2)控索の数は2本以上とし、張力を均等にし、控索の主索に対する水平角は10°以下とする。
- (3)前方角(支柱と支間側の主索とのなす角)と後方角(支柱と固定された側の主索とのなす角)の大きさが異なるときは、小さい側に控索を設ける。
- (4)控索と支柱とのなす角度は30°以上とするが、小さすぎると控索の効果が小さく、大きすぎると索の緩みが大きくなって支柱が安定しないので、一般には45~60°とする。
- (5)控索の緊張にはターンバックルや張線器を用いて、端末を固定する。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
控索の主索に対する水平角を10°以下とするという決まりはありません。控索を張る方向は、支柱にかかる力の方向と大きさを見きわめて、効果的に働く方向に決めます。
力に逆らう向きに張ってこそ効くのですから、主索に沿わせるような角度に縛ってしまっては意味がありません。
【ほかの選択肢】
(1) 控索は支柱に2回以上巻き付け、端末にアイがあるときは
シャックル、ないときはクリップを用いて取り付ける
適切
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 前方角と後方角の大きさが異なるときは、小さい側に控索を
設ける 適切
(4) 控索と支柱とのなす角度は30°以上とするが、小さすぎると
控索の効果が小さく、大きすぎると索の緩みが大きくなって支柱が安定しないので、一般には45~60°とする 適切
(5) 控索の緊張にはターンバックルや張線器を用いて、端末を
固定する 適切
【控索と支柱のなす角度】
角度が小さい(支柱に沿う) → 引き戻す力が弱い
角度が大きい(水平に近い) → 索が緩みやすく、支柱が不安定
だから、その中ほどの45~60°に収めます。30°以上という下限も定められています。
【前方角と後方角】
前方角 支柱と支間側の主索とのなす角
後方角 支柱と固定された側の主索とのなす角
主索は支柱のところで折れ曲がっています。角が小さいほうへ倒れようとするので、その側に控索を張って引き戻します。
【控索の緊張と固定】
ターンバックル ねじで長さを詰めて張る
張線器 索を引き締める道具
クリップは索どうしを留める金具で、緊張するための道具ではありません。
【控索の数】
必ず2本以上
一本では、その方向にしか効きません。力のかかる向きが変われば倒れます。
出典:林業架線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「林業架線作業に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第13問機械集材装置の控索に関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せは次のうち
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第11問機械集材装置の集材機の据付けに関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第19問運材索道の解体及び撤収に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第17問運材索道の組立てに関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第15問機械集材装置の解体及び撤収に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第13問機械集材装置の控索に関するA~Dの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれ
スポンサーリンク

