運材索道による運材の作業に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
林業架線作業に関する知識 第20問
運材索道による運材の作業に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)荷掛け作業では、毎回、作業に先立って荷掛け用ロープ、チェーンなどの状態を確認する。
- (2)制動機を連続して使用し、発熱により制動機能が低下するときは、水冷するか、使用を一時休止するなどして温度の低下を待ち作業を再開する。
- (3)制動機の操作や運材機の運転は、荷掛け場所へ到着しようとする空搬器の位置により、実搬器の荷外し場所への接近・到着を予想し徐々に制動を行い、荷外し場所からの合図に注意して、定位置に停止させる。
- (4)荷外し作業において、搬器のグリップの解除や緊締する際には、専用のハンマでたたき迅速・確実に行う。
- (5)運材機の運転中は、常に荷の動きに注意し、異常音を耳にしたときは直ちに運転を停止して点検する。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
搬器のグリップを解除したり緊締したりするときは、ハンマでたたかず、手や専用の用具で行います。「専用のハンマでたたく」としているのが誤りです。
【たたいてはいけないわけ】
グリップが傷み、効かなくなる
グリップは、搬器をえい索にくわえさせる金具です。効かなくなれば、搬器がえい索から外れて走り出します。「専用の」と付けても、たたいてよいことにはなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 荷掛け作業では、毎回、作業に先立って荷掛け用ロープ、
チェーンなどの状態を確認する 適切
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 制動機を連続して使用し、発熱により制動機能が低下するときは、
水冷するか、使用を一時休止するなどして温度の低下を
待ち作業を再開する 適切
(3) 制動機の操作や運材機の運転は、荷掛け場所へ到着しようとする
空搬器の位置により、実搬器の荷外し場所への接近・到着を予想し徐々に制動を行い、合図に注意して定位置に停止させる
適切
(5) 運材機の運転中は、常に荷の動きに注意し、異常音を耳にした
ときは直ちに運転を停止して点検する 適切
【点検の時期】
荷掛け用ロープ、チェーンなど 毎回、作業に先立って
ロープは一日で傷みます。使う前に見るのが点検で、月に一度まとめて見るものではありません。
【空搬器の位置で実搬器の位置が分かる】
索道では、荷を積んだ搬器と空の搬器が反対向きに動く
荷外し場所が見えなくても、手前に来る空搬器を見れば、向こうの実搬器がどこまで進んだかが分かります。それを頼りに早めに制動をかけ、定位置で止めます。
【制動機が熱を持ったら】
水をかけて冷やす / 休ませて温度が下がるのを待つ
丸太を当てて制動するようなことはしてはいけません。
【異常音】
直ちに運転を停止して点検する
「作業終了後に点検する」では遅すぎます。音は、壊れかけているしるしです。
出典:林業架線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「林業架線作業に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第20問運材索道による運材の作業に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第18問運材索道の組立てに関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第16問機械集材装置による集材の作業に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第14問機械集材装置の主索及び作業索の架設に使用するリードロープに関する記述のうち、適切なものは
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第12問機械集材装置の支柱の作設などに関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せ
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第20問運材索道による運材の作業に関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せは次
スポンサーリンク

